2月10日質問事項9
9原発
○毎日新聞:予算のことじゃなくて、原発の絡みで1点。
先日、原子力規制委員の石渡明委員が島根原発、安全審査の一環で来られました。主に宍道断層を見て回られましたけれども、中国電力の評価について、まだ足りないというような形で、最後、所見を述べて帰られたんですけれども、中国電力の調査がまだもうちょっと甘いんじゃないかという指摘をしていったわけで、そのことについて何か所見があれば。プラスで、中電に何か今後求めたいことがあれば。その2点を。
○溝口知事:2月の5日から6日にかけて、規制委員会の石渡委員が、現地調査を行われたわけですね。その後のコメントが3つあったんだと思いますけどもね、一つは宍道断層に関し、東側は若干事業者との見解の相違はあるが、基本的に大きな問題はないと。宍道断層の西側は断層のとめを判断するためのデータが不足していると、再調査が必要だということを言っておられますね。それから、原発敷地内の地質に対するコメントについては、地層の褶曲構造、ねじれてるというようなことですかね、再調査の必要はなしと言っておられますね。
だから、問題として残ったのは、宍道断層の西側のことですね。それに対して中国電力は、副社長の記者会見で、今後の対応については再調査を含め検討したいということですし、いずれにしても、宍道断層をどういうふうに見て、その長さによっていろんな基準となる地震動をどう前提を置くかということに関係してきますから、規制委員会でこれからきちっとそこの審査が行われるということだと思いますね。規制委員会の指摘を受けて、中国電力が必要な調査などをやっていくことになると思われますので、私どもとしては、そういう審査がどういうふうに進むのかということをよく注視をしていくというのが現状のスタンスですね。それで、中国電力は当然、規制委員会の指示に応じて対応するということになると思います。
○毎日新聞:宍道断層については、そもそも中国電力は、もうそもそもないと言ってたやつが、3号機つくる段階になって8キロになって、さらに10キロになって、今22キロまで延びてるという、そういう経緯ありますけれども、現在、その調査について、中国電力がやってる調査について、県として、知事として適切かどうかというところの部分、疑義なり信頼度というんですか、その辺はどう思ってらっしゃいますか。
○溝口知事:そこは我々が判断する話じゃありませんね。そういうことを判断するのが規制委員会でありますから、規制委員会の専門家が現場を見てきちっと判断されて、適切な安全対策を指示することが必要だというふうに考えます。
○毎日新聞:全てその辺は、じゃあもう原子力規制委員会にお任せということですね。
○溝口知事:お任せというか、それが原子力規制委員会の役割です。
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