知事定例記者会見(12月25日)
質問事項
2.島根原発に伴う安全審査申請了承等
○朝日新聞
知事、済みません、最初の冒頭の原発に関連して、改めて確認をさせていただきたいんですけれども、福島第一原発事故の原因究明なんですけれども、その中身については国が今やっていることとしまして、その過程をどう見るかという点において、原因究明はなされたというふうな認識でいらっしゃいますか。もしくは、まだその途中であるという認識でいらっしゃいますか。
○溝口知事
まだ途中でしょうね。
○朝日新聞
知事、3年半前の知事選のときも、街頭でやっぱり、事故直後でしたから、原発は原因を徹底的に究明されなければいけないとおっしゃってて、2期目に入られた当初の知事会見でも、やっぱりそのあたりは再稼働においては大前提として福島の事故はやっぱり徹底的に究明されなければならないとおっしゃっていましたけれども、まだその途中であるという段階で、この安全審査の申請について了承されるという、そごのようにも感じるんですが、ここはいかがでしょうか。
○溝口知事
そこは、どこまで、どういう段取りなりできるかという問題は別にあると思いますね。そこを一般論でできてる、できないという議論は、途中であることは間違いないですよね、それはまだ現場の中に入れないところもあるわけですから。ただ、いろんなことはある程度推測がつくわけですわね。それは、そういう中で原子力規制委員会が規制基準をつくっておられるわけですよね。そこで、どこまでできているかという、それで安全かどうかという問題は、やはりそのために規制委員会ができたわけですから、規制委員会のやっぱり判断がどうだということを我々はよく聞かなきゃいかんということじゃないですか。
それから、審査の話は、再稼働の話とは別に、法制上、安全を保つように各電力会社は審査を受けなきゃいかんわけですから、それで受けなければ、どこまで安全な状況になっているかというのが、現在の状況で、現段階でチェックができないわけですから、そういう意味で、審査をするということが必要だろうということでありますね。
○朝日新聞
それでまた、その別枠の再稼働という段階においては、やはり当初おっしゃっていたように、福島の原因究明というのは、途中ではなくてやっぱり......。
○溝口知事
それは、原因究明も相当程度はできているわけでしょう。
○朝日新聞
徹底的に究明とおっしゃっていましたよね。
○溝口知事
そこは何ができていないのか、どういう要素があるのかということを、それは専門家の言うことを聞かないと、それはいけませんね。そこは規制委員会が判断される。規制委員会の判断に対して、この点がどうだという議論がなきゃいかんのじゃないですか。一般論ではなかなかいかないと思いますね。
○朝日新聞
基本的には、これは原因がある程度もう究明されましたよという判断は、やはり規制委のところで。
○溝口知事
原因究明というか、ここまで対応すれば原発の安全性は確保されるということでしょう。そのために基準をつくっているわけですね。
○朝日新聞
あと、今回の3市の意見であったり鳥取県側の意見という、添付したというところはありましたけれども、順番的にいうと、県のほうでは大枠、方針が固まった後で雲南とかで説明会があったりして、順番が逆なんじゃないかというような意見も現場ではあったりしたんですね。この構図を見ると、何となく意見は聞くけれども、意思決定には加えないというようなふうに見えるんですけれども、ここはいかがでしょうか。
○溝口知事
安全対策協議会をその前に開いて、県の現段階の考え方はこうですよと、それに対して意見はありますかということを聞いているわけですね。それに対しましては3市も安対協のメンバーでありましてね、安対協に出ておられる。そのときには、私ども、私自身が冒頭ね、事前了解ではこうすべきじゃないかということを説明して、それについて意見をお伺いしたいと、こういうことを申し上げたわけですね。それにはそれぞれ出ておられますし、鳥取県のほうはオブザーバーですけれども、出ておられるわけですね。最終的には、その問題については私どもの考えで違うという意見はありませんでしたね。もちろん周辺3市、あるいは鳥取県側も最終的にはやっぱり住民の方の意見、議会の考え、意見を聞かなきゃいけませんから、そういう場で発言は、それはなかなかあの段階では難しいでしょうが、全体の、それから行政の側以外の民間の人も、特に原発についてこれまで発言をされている団体の方とかには声をかけて出席していただいたわけですけれども、そういう過程で私どもとしては一定の感じは得ておるということですね。だから、聞かないということじゃないと思いますよ。
○朝日新聞
いや、知事、済みません、マクロな視点で、一県民の立場から見ますと、やはりなかなか県民の意見を言ったり、聞く場というのが何かないように思えたんですね。知事、以前、住民投票についてお考えはありませんかと言ったら、いわゆる聞く場はあると、県議会があったり安対協があったりとか、それはいろんなやり方がある、いろんな場があるということをおっしゃってたんですけども、そういう意味では今回、何か余り機能しなかったように見えるんですね、一県民たちがどう思ってるかというところは、住民投票みたいな形のほうがすっきりすると思うんですが、改めて......。
○溝口知事
いや、そういうあれじゃなくて、やはりこういう問題は相当いろんなことを読んだり聞いたりしませんとね、なかなか我々にとっても難しい問題ですからね、やはり専門家の意見などをよく聞くということが大事だろうと思いますね。
○朝日新聞
県民の意見というのは。
○溝口知事
いや、県民の意見も、それは県民の意見は県議会の代表の人もおられますし、それぞれの市議会においても、市民の方々を代表しているわけですね。だから、それは今の政策決定、それは議会で行ったりしますし、そういうものでいろんなことが進んでいるわけですし、もちろん住民に直接意見を聞く場としては、私どもも安対協でありますとか、あるいは個別に団体の方が来られますね。説明を、質問を受けて、こちらも回答するというようなことをやりますし、それから私どもが中国電力に対して、中国電力からもよく説明をするように、いろんなコーナーを設けてもらったりしているわけです。だから、それは見解の差はあると思いますよ。しかし、私どもが聞いてないというのはちょっと、私としてはできる、可能な対応はしておるということです。
それから、最終的に住民への説明会を経た後の3市の意見でありますとか鳥取県の意見というのは、私どもと違うところはもちろんありますけれども、その点は前の段階でも議論をしているわけですね。多くありましたのは、やはり周辺3市にも事前了解を必要とする安全協定のようなものをつくってほしいと。ただ、それは我々が決めることはできませんけれども、我々もそれは国にも言いましょうということで伝えている話ですね。我々のほうに含まれてないのはそういうことで、結果的でありますけれども、そして途中の段階では、そういう差異があるというのはもちろん承知をしていますが、その点は県と周辺3市の間で、今の段階で意見が一致して、国に文書の形で申し入れるところまでは行っていないという現実を反映しているものだと思いますね。
○朝日新聞
改めて住民投票は、じゃあ必要ないということで変わりはない。
○溝口知事
必要ないといいますか、私どもは安対協の場とかいろんな場で説明をしていきたいということですね。議会も、議会自身がいわば間接民主主義ですからね、通常の場合は議会の議員の方々がその地域の住民の方々の意見を反映しているというふうに考えられますわね。
○朝日新聞
ただ、なかなか一県民の立場でいうと、県会議員さんに会いに行って意見を言う場って、なかなかそれはやっぱりごく限られた方になると思うんですね。それで、前回の統一地方選のとき、それから衆院選、参院選も含めて、原発というのはやっぱり争点にはなってなかった。少なくとも統一地方選では原発というのは再稼働の動きの話はなかったですので......。
○溝口知事
そういう統一地方選で云々よりも、それは日々の中で意見があれば我々のところにも来られますし、それはよく聞いておりますしね。それはやり方の問題でありましてね、聞いていないとか、聞かないということとはちょっとレベルの違う話じゃないでしょうか。
○山陰中央新報
基本的な県民の意見を聞くというのは、議会等々を通じて間接的な格好になるということなんですか。
○溝口知事
いや、それは安対協という場がありますよね。それから安対協といっても一般の人にも、どうぞ参加してくださいと呼びかけをしているわけですから。
○山陰中央新報
今回、確かに実質、県民から知事が直接意見を聞かれた場面というのは安対協だったかと思うんですけども......。
○溝口知事
いや、もう一つありますよ。議会が最初に説明を聞いたときに、民間の方にも声をかけて来ていただきましたよ。
○山陰中央新報
はい。それ以外のところというのはどういうふうに語りかけるんですか。
○溝口知事
それから、現実に団体の方が我々のところに来られて、申し入れをされているということもありますし。
○山陰中央新報
直接言える方はいいですけれど、県のほうからそうやって、そういう場を設定してというやり方は、今回はなかったですけども......。
○溝口知事
それから、そちらは県自身もそうですけども、やはりそれぞれの市がありますからね、市のほうとしては、やりたいということで安対協の場でも出ましたからね。じゃあ、私のほうでどういうふうにやりましょうかと3市に聞いたわけですね。あの日、7日でしたか、終わった後、直ちに皆さんからどうするんですかということがありましたが、それは周辺3市に聞いてみないとわかりませんので聞いてみましょうということでしたが、聞きましたら、それぞれの市でやりますと。じゃあ、お手伝いをしましょうということだったと思いますね。だから、県が主催か市が主催かということじゃなくて、それぞれの地域で説明の会がある必要があるということじゃないですか。
それで、松江市の場合は、安対協といった場で長年議論されていますし、市議会の中でもこの問題は長年やっておられますからね。だから周辺3市の場合は、まだそういうプロセスが始まったばかりですからね、ああいう直接説明するということも必要だと判断されたんだと思いますね。だから、我々のほうも、一般の市民の方々にも、いつもやるときはそういうことでやるわけですわ、やり方は同じですからね。
○山陰中央新報
済みません、直接意見を聞く場としてあった安対協で出た意見は、ほとんど説明会を開いてほしいという意見がかなり多かったかと思います。特に住民の参加者で発言された方ですとか。そういう中で、今回、今回は申請の内容について中電がするべきだという立場でしたけど、今度は、じゃあ県民の意見を県がどういうふうに聞くかとか、県の判断がどうなのかとか、2段階目になってくると、ちょっと多少判断のプロセスが変わってくると思うんですけれども。
○溝口知事
そこは、まずやっぱり市がどうされるかということがありますね。それで、やはりそれぞれの市で立場が違いますからね。だから、次のステップのときは、また次のステップのときで、よく関連の立地市、あるいは周辺市とよく相談をしてやっていくということですね。
○朝日新聞
関連して、重複して済みません。安対協が県民の意見を聞く場というふうに知事おっしゃるんですけど、なかなかもう本当に一般の感覚にしますと、やっぱり普通に勤め人の方とか子育て中の主婦さんだったり、当然立地も石見のほうの方も含めて、なかなかこの安対協まで行って足を運んで意見を言ったり聞くというのは、ごくごく限られた方じゃないかと。また県会議員さんのところへ行ってお話をされたりとかというのも、大半の方って議員さんとおつき合いって、一般市井の方でないと思うんですよね。そういう意味では何か、ちょっと県民の意思を確認するプロセスというのが、何か今回ちょっと見えにくいなというふうに感じるんですが、そこはいかがでしょうか。
○溝口知事
余り形式的なことじゃないんじゃないかと思いますよ。
○朝日新聞
むしろ形式的に県民の意見を聞きましたという論理が成り立つような気がする......。
○溝口知事
いやいや、我々は聞く努力はしましたけれどもね、一つは、我々のところに来られる方は必ずしますし、それから、例えば県の広報には、途中の段階からでしたが、今どういう動きが出ているというのを広報の1面に、ホームページの1面に載せて、どういう状況で、どういう書類が出ているというようなことは載せるようにしましたね。それから中電のほうにも説明をする場、連絡のあれをつくってもらう。それから周辺市との関係では、最初に議会のほうで説明のときに連絡をして、まず来てもらってね、それでどういうことをするんだということを聞いてもらって、その上で次の対応をどうしようということではありましたね。だから、できることはこれからもやってまいります。
○朝日新聞
何となく、どうしても感覚的にいうとシンプルなのは、やっぱり住民投票をやって、やっぱり国論を二分するような大きなテーマですから、住民投票をやって県民の意思を確認すると、すごくすっきりしたようにも見えるんですけど、そこはなかなか......。
○溝口知事
それはそういう意見もあると思いますが、そこら辺はよく考えないといけませんね。
○山陰中央新報
続いて原発ですけども、きのう、中電さんに申請については了解すると返事された際にも伺ってますけども、今回、専門家の意見を聞いたという中での専門家の意見に基づく判断というものが、例えば県の何がしかの判断、それから県民の意見などで、その専門家の意見を超えることがあり得るか、この今回申請を了としたことが、とめる、ブレーキをかけることが現実的にできるのかというところを改めて伺っていいでしょうか。
専門家の意見を聞くということが最終的な判断、専門家の意見に重きを置く判断をするときに、例えば県民の意見であるとか県の判断がそれを超える根拠を持って、否ですということは2段階目のときに言えるのかどうか、現実的に。
○溝口知事
だから、その2段階目のときにどうするかというのは、またそのときの話であって、今どうするこうするということを申し上げることは難しいですけれどもね。それは審査がどういう過程でなされているかということをよく見ませんと、それは途中の過程での基準を変えなきゃいかんとか、あるいは原発の立地の場所によって基準をどういうふうに適用するかというのが違ってきますしね。
それから、規制委員会のいろんな議論は公開されていますからね。しかし、公開されていても、内容は、それをずっとフォローはできませんからね、中国電力とか、あるいは規制委員会のほうからの説明を受けたいということを言っているわけです。
○山陰中央新報
実質的に判断の主体は、もうその規制委に委ねられて、県としては主体性を持って判断ができなくなるってことじゃないですか。
○溝口知事
いや、主体性というか、やはりそういうものを公正に判断する機関として規制委員会というのを設けているわけですよ。だから、規制委員会の考えをただすということでしょうね。じゃあ、こういう点は調査したんですかとか、いろんな質問に、我々が疑問と思うような質問にきちっと合理的に答えられるかということが一つのあれじゃないですか。答えられないとしたら、じゃあどういう対応をとるんですかということになるわけです。だから、そんなに何か投票して数が多いからというような話じゃないんだと思いますよ。
それから、いろんな事項が、チェックする項目があるわけでしょうからね、そういうものをそれぞれについてどの程度の重みであるのか、あるいはどの程度のリスクであるかということを、それは我々が判断はできませんね。規制委員会はどういうふうに見ているかということを聞いて、妥当であるとか妥当でないとかということになってくるんじゃないでしょうか。
○山陰中央新報
仮にも規制委が安全と判断しても、ノーだという声はあるわけですよね。それを......。
○溝口知事
それはそういう声がありますよ。だけど、その声がどういう理由で言っているかによるでしょうね。
○山陰中央新報
そういう声をどういうふうに県が受けとめるか、直接聞くというのがベストだと思いますけど。
○溝口知事
受けとめるかというのは、それは数にもよるでしょうね。あるいは言っている論拠にもよるでしょうね。それに対する規制委員会の見解にもよるでしょう。いろんな要素があるわけであって、こういうことですよというふうに仮定の問題として言うのは難しいですよ。
○山陰中央新報
いま一度。そういう多様な意見を聞くのに、今回のようなプロセスでは聞けないんじゃないかというふうに思いますけども、どういうふうにお考えですか。
○溝口知事
それは、いい案があったら教えてくださいよ。我々も参考にしますから。
○山陰中央新報
それ、もっと直接聞くべきだと思います、県民の意見を。
○溝口知事
どういう、いや、要するに、技術的な話ですと、また技術的なことでなきゃいかんわけでしょう。だから、いや、もちろんね、そういう技術的な話とは別として、いろんな意見がありますからね、それは聞きますが、それが例えば安対協なりの大勢かどうかということでしょう。
○山陰中央新報
いや、安対協であるとか、特に伺ってると議会であるとか、そういう集約された意見の上に基づいて判断されようとしてますからね。
○溝口知事
いや、最終的にはあれでしょうね、そういうところはいわば一つの法的な枠組みとして決めている、安対協の場合は、要するに公式のものとして決めている場としているわけですからね。だから、それはいろんな意見は私はあると思いますよ。だけど、それはやはり、そういう決定のプロセスの中で判断をしていくということになるんじゃないですか。
じゃあ、ある集会を開いたと。じゃあ、そこは全部島根県をカバーはできませんからね。違いますか。だから、そのために議会なりね、あるいは安対協という場があるわけですよ。
○山陰中央新報
ええ、議会と安対協はわかってます。いや、今回のプロセスと違う方法というのはあり得るのかどうかということ。
○溝口知事
いや、それはさっき言われた住民投票みたいな話になるわけでしょうけども、そこはよく考えないといかんでしょうね。
○朝日新聞
関連して、考えるというのは、それは検討するに値するということですか。
○溝口知事
いやいや、そうじゃなくて、例えばそういうやり方で、要するに投票でするような話かどうかということですね。
○朝日新聞
まさしく投票でする話だと思うんですけれども。
○溝口知事
いや、それはあなたの見解としてはありますよ。
○朝日新聞
知事としては、そぐわないと。
○溝口知事
そこはちょっとわかりませんね。いろんな意見があり得ると思いますが、やはり専門的な意見でもあり、それでこういう問題は、要するに何といいますか、立場の違いということもあるでしょうしね。
○日本海テレビ
知事、先ほど質問の中で、今回、福島原発の事故が起きた、東日本大震災があって福島のああいう予想外とまで言われた事故が起きてしまったということが紀元前、紀元後みたいな大きな区切りだったと思うんですけれども、それに向けての安全審査という原点だと思うんですけども、あの事故が起きてから県職員を派遣されて、今の福島の現状を確認されたとは思うんですけども、今後、大きな、今、これから再稼働するかとか、安全審査するかという大きな、今、流れの中で、福島の現状ですね、つまり放射能の関係、原発事故が起きたら、いまだに数年たってもふるさとに帰れない人たちがたくさんいるとか、そういう現状みたいなものも直接トップである知事さん、知事御自身が福島に行って現状を確認されるということも大事かと思うんですけども、今後、そういう意味でのまた来年に向けてそういうようなことをなさるお気持ちはありますか。
○溝口知事
ええ、それは11月議会で質問にありましてね、私も機会を見つけましてね、福島の現地なんかも自分の目で見てみたいということは申し上げております。まだ今の段階でどういうふうにするかということは決まっておりませんけど、日程とかはこれからです。
○日本海テレビ
これだけ美しい島根、宍道湖があり、出雲大社とか、非常に水の都と言われるこの県都でもありますし、失われるものはやっぱり、万一があれば、福島もそういう状況だと思うんですけども、それも人々の健康ももちろんですけれども、命ももちろんですけども、財産も。やっぱりそういう面でもやっぱり、どういうところを特に注意して、もしも行かれるとするならば、どういうところを現地視察、やっぱり人々の状況もあると思うんですけども、福島で視察されたいのかと、いつごろの時期を、例えば今の中で考えておられるのか。
○溝口知事
いや、時期はまだ。
○日本海テレビ
ああ。じゃあ来年中には見たいですか。
○溝口知事
大ざっぱなあれとしていえば、来年にはそういう機会を見つけて、行くようにしたいと思います。
○日本海テレビ
どういう点を特に見たいですか。どういう点を確認......。
○溝口知事
いや、そこは現地の話をよく聞いたりするということでしょうね。
○日本海テレビ
原発もそうだし、県民の今の状況みたいなもんですかね、やはり。被災地とか。
○溝口知事
はい。
○日本海テレビ
来年中にはですね。
○日日新聞
済みません、島根日日新聞です。島根原発3号機の件でお伺いします。
来年にも中国電力が申請するだろうと思うんですが、知事としては、今回の2号機と同様に2段階方式提案を事前了解されるというお考えなんでしょうか。
○溝口知事
3号機の取り扱いは、国のほうでどうされるのか、私もよく詳しくは承知しておりません。まだ、いずれにしても、前の政権のときに3号機のようなものについては新設でないという判断を下されておると思いますけども、そういうものをどういう手続で審査をするのか、その点はまだ明らかになっていないと思います。
○日日新聞
仮に申請があった場合は、県としては今回と同じようなステップを踏むというか。
○溝口知事
それは、申請があってから、よく関係者に聞きませんと、今の段階ではわかりませんね。
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