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知事定例記者会見(9月5日)

「大雨被害状況と対応について」

 

○溝口知事

 それでは、会見を始めます。

 最初に、私のほうから3点コメントを申し上げます。

 

 1点は、大雨によるいろんな対応についてであります。

 県としましては、これまで道路、河川等の災害復旧、あるいは農林水産業、観光等に対する被害対策などにつきましては、本年度の既定予算、そして専決処分による予算の補正、そして9月12日から始まります県議会に補正予算案を提出いたしまして、これらによって対応していきたいというふうに考えております。

 それから、激甚災害の指定でありますけども、9月3日に政府のほうで、既に津和野町は指定になっておりますが、加えまして江津市、邑南町も指定する方針であるということを示されました。浜田市につきましては、まだ被害の額と標準財政規模との関連で、まだ確定ができていないような状況であります。

 それから、JRの被害につきましては、運転再開まで時間がかかるということもありまして、先般、8月の段階で山陰線、山口線につきましてJR西日本に参りまして要請をしてまいりましたけれども、来週月曜、9月9日、JR西日本のほうに参りまして、山陰本線、そして山口線、そしてそれに加えまして三江線の早期運転再開を要請をしていくこととしております。私も参りまして、三江線は広島県も関連をしますので、広島県の担当の地域振興部長、そして沿線の市町で三江線改良利用促進期成同盟会が結成されておりますが、その中で三宅川本町長さん、浜田安芸高田市長さん、そして三次市の担当の課長さんなどと一緒に要請をするということになっております。

 

「古代歴史文化賞」

 

 それから、次のコメントですけども、古事記1300年ということでいろんな展開をしておりますけども、近年、日本の古代社会に対する関心が国民の皆さんの間でも高まってきておるようでありまして、そうした関係で古代の歴史でありますとか神話に関する書籍などもたくさん出版されるようになっておりますが、これらの書籍には、一般の方々には非常に難しいものであったり、あるいは一部フィクションなども、あるいは想像なども交えたものにもなっておりまして、やはり歴史的な研究を基礎にしながらも、わかりやすくおもしろい本がたくさん発行されて、それを多くの方々がお読みになるということがいいんではないかということ、そういうことから、関連します三重県でありますとか奈良県、宮崎県にもお話をして、共同で古代歴史文化賞というのを創設をしようということで進んでおるわけであります。

 9月9日に選定委員会で受賞作が決定をされます。東京で開かれまして、その選定委員会の後、発表するというふうに考えております。場所は東京の帝国ホテルで、2時から実施をするということにしております。

 そしてまた、この受賞作品は古代歴史文化賞本賞と、それから4県の県名を付した、奈良賞でありますとか三重賞でありますとか島根賞、そして宮崎賞といった4賞も決定するということになっております。私も参りますけれども、島根以外に3県の知事さんあるいは代理の方もお見えになるということであります。発表自体は選考委員会の委員長がされますので、我々は選考を依頼したという立場から参加するということであります。

 こうしたことで、古代世界に対する関心が深まるということは、いいことと申しますか、そういう時期にも来ているという感じがしますし、それによりまして、島根の世界にも関心をお持ちになる、興味をお持ちになる方々がふえることを期待をしておるということであります。

 

「県立石見美術館企画展『一木一草に神をみる 自然と美術展』」

 

 3番目は、県立石見美術館で「一木一草に神をみる」ということで、自然と美術の関連したものにつきまして展覧会を開くと。9月14日から11月4日まで開催をされるということであります。展覧会では、古来、人々が自然に対してどのような思い、どのような考えで接してきたのか、中近世から近現代までの美術作品80点を通して紹介をするというふうになっております。

 パンフレットにありますけども、木喰の、これは江戸時代の仏像彫刻家でありますけれども、「子安観音菩薩坐像」でありますとか、あるいは葛飾北斎の「富嶽三十六景」、広重の「東海道五拾十三次」、あるいは近代では植物学者として知られております牧野富太郎さんの植物図など、バラエティーに富んだ作品となっております。

 私からは以上であります。

 

 


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