知事定例記者会見(9月5日)
質問事項
4.隠岐ジオパークの認定に向けて
○山陰中央新報
話は変わりますけれども、隠岐ジオパークの世界認定なんですけども、来週9日にジオパークの国際会議で隠岐ジオパークを世界認定するかどうか審議されて、その日、同時に結論が出るというもので、これはどうなるかは、その会議の結果を見なければわかりませんけども、仮に隠岐ジオパークが世界認定された場合、それをどう活用していくか、その活用の基本的な線をお聞かせください。
それからもう1点、ジオパークの場合、ジオパーク制度、まだ歴史が浅く、一般的にはまだ十分認識がされてないという状況の中で、ジオパークというのは地形から地質から動植物まで、あるいは文化活動、それから社会的な面も含めて、非常に幅広い概念といいますか、包括的な概念で、なかなか一般の方としては余りにも漠然としてわかりにくいというところがあるんですが、どういった切り口で地域振興に活用していくか、そこら辺の各論の考え方もお聞かせください。
○溝口知事
去年申請をしましてね、ジオパークとしての価値はかなり評価をされているんだろうと思いますけども、宿題が4つぐらい出たわけですね。その中で、ジオパークを運営する計画のようなものをつくる必要があるんじゃないかと。例えば施設の整備でありますとか、あるいは標識でありますとか、そういうものをどうするかという問題がある。
それから、2番目の宿題は、ツーリズムを推進するための計画とか観光業者、関係者との共同活動、そういうものをどうするかと。まさにそうしたところを我々もやっていかなきゃいかんと。観光協会でありますとか、あるいはガイドを養成するとか、あるいは県外に向けてPRをしていく、国外にもPRをしていく、あるいはそういうツアー商品をつくるとか、そういう実践的なところをやっていくということが2番目の課題ですね。
3番目の課題としては、ジオパークの付加価値を高めるためにどうするのかということで、観光を柱にして商品開発を進めるとか、そういうことをやっていこうと。あるいは他のジオパークとの連携をどうするかと。それによって、それもやはり観光振興とか、そうしたことによって隠岐を訪れる人たちをふやすということが一番大事なこれからの課題であり、そのために、さっき申し上げているような現地での対応、外へのPR、あるいは観光業者の方との連携、旅行商品をつくる、そういうことを地元と一緒になってやっていくということですね。
○山陰中央新報
やっぱり基本的には観光振興に結びつけたいということですか、基本的な戦略としては。
○溝口知事
観光もいろいろありますね。ジオパークめぐりをする、そういう方もおられるでしょうし、いろんな形で隠岐を訪れる人をふやす努力をしていくということです。
○日本海テレビ
知事、隠岐に訪れる人をふやすというところで、前回のときも地元のほうでも言っていただいたんですけども、やはりちょっと交通費というか......。
○溝口知事
ん。
○日本海テレビ
交通費ね、フェリーに乗ったりする料金とかレンタカーとか、いろんな背景はもちろんあると思うんですけども、そこのところを例えば料金的にもうちょっと安くなったりとか、その辺は県のその辺のいろいろとフォローがあったりとかいうことも、一人でも多く隠岐の魅力を知ってもらうということは、先ほど知事がおっしゃったみたいに、まず足を運んでもらう、足を運びやすい環境づくりというところも一方でポイントだと思うんですけども、その辺は何か。
○溝口知事
いろんなアイデアがあると思いますから、それらをよく検討してまいります。
○日本海テレビ
はい。交通費もちょっとですね。
○溝口知事
いや、それは、交通費......。
○日本海テレビ
の面も、そういう指摘も一部あったんですけども。
○溝口知事
具体的なものは、それは国の政策とも関連しますからね。我々も要請していますが、そういうことも含め、いろんな工夫をしていくということですね。
○日本海テレビ
わかりました。
○山陰中央テレビ
済みません、ジオパーク認定のことについてですが、それをきっかけに島根全体の観光振興ということは考えておられますでしょうか。
○溝口知事
ええ、それは地域地域によってそれぞれの魅力がありますから、そういう魅力を県として総体的に島根の魅力として発信することもありますし、それからそういう地域地域を回るという旅行商品をつくるとか、いろんなやり方があると思いますね。やはり県の重要な地域資源として活用をできるだけするように努力をしたいということです。
○山陰中央テレビ
ジオパーク認定には期待はしてらっしゃいますでしょうか。どうでしょう。
○溝口知事
してますね。さっき申し上げたように、宿題の部分はどういうふうに活用するとか、そういう面の宿題ですからね、ジオパークそのものについての質問というよりも、認定されることを大いに期待をしておるということです。
○山陰中央テレビ
ありがとうございます。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp