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知事定例記者会見(7月25日) 

質問事項

3.島根の観光PR戦略

 

○中国

 済みません。来週、東京で島根ゆかりのタレントを起用して、御縁をテーマにしたキャンペーンを行うと、そのねらいと、各県で動画をつくったり、広島や香川なんかが同じようなことをされていると思うんですね。それで、島根のPRですね、他県のものと、埋没しないとか、どこも同じようにやっているので、地域間競争で勝つためにどういうふうな戦略を練られているか。

 

○溝口知事

 そうですね、やはり神々の国しまねというプロジェクトで始めてきているわけですけれども、去年の古事記1300年、今年の出雲大社の大遷宮、そういう中で、縁結びの神々がこの地にはたくさんおられるわけですね。その大もとは出雲大社でありますけれども、そういう縁結びに対する関心が、若い世代、あるいは結婚を子供たちがしてくれることを望む御両親とか、そういう、あるいはお孫さんに対して関心を持つ方々がふえてきて、そういう広がりがだんだん出てきておりますから、やはり神々の国しまねであり、また、縁結びの国島根であるということをPRしていきたい。それが島根の一つの大きな特色ですね。それで、今度東京で行いますPRも、そういう仕立てになっているというふうに思います。

 

○中国

 今、アベノミクスの影響かどうかはわかりませんけれども、国内旅行の需要がこの夏休み非常に高まっているということもあって、一部、民間企業の調査によると、出雲・石見銀山というのが1位だと。

 

○溝口知事

 そうそう。

 

○中国

 それで、世界遺産になった富士山や伊勢神宮を押しのけて、そういうところで手ごたえはあるところでは。

 

○溝口知事

 そうですね、個別名を出してもいけないかもしれませんけれども、「地球の歩き方」という、いろんな旅行の案内書を出している会社のアンケートですよね。それで、それは県と市のグループというか、県と市ではなくて、島根で言えば出雲・大田というような、出雲大社とか石見銀山とか、そういう古い世界を取り上げて出したら全国1位になったと、こういうことでありますが、やはり出雲大社の縁結びに対する、あるいはほかの地域でもパワースポットとかいろいろありますけども、若い世代などを中心に非常に関心が高まっているというふうに思います。この流れを、ずっと続くようにいろんなキャンペーンを、いろんな方法で各地でやっていきたいというふうに県としては考えています。

 

○中国

 ただ、動画をつくられたりとか、ああいうタレントを起用した観光キャンペーンというのは、どうしても、言い方はあれなんですけど、二番せんじというか、他県もやっていることをようやく島根でもというふうに私はちょっと今受け取っているんですが。

 

○溝口知事

 それぞれそのコンテンツをどう工夫するかということだろうと思いますね。やはり多くの人に伝えるためには、一定のメディアを使いませんと、何でも必要なわけですね。それで、実際には多くのそういうPRをやってくださる会社からいろんなアイデアを出してもらって、その中から選んだというふうに聞いておりますけれども。

 

○中国

 今も、固有名詞なんですけども、DAIGOさんとの交友関係というのは、今までありますか。

 

○溝口知事

 私は全然ありません。

 

○中国

 初対面ですね。

 

○溝口知事

 初対面です。

 

○中国

 テレビなんかでは拝見されたことはあるんですか。

 

○溝口知事

 あんまり、私はテレビあんまり見ないんで。申しわけありません。

 

○毎日新聞

 観光の場合、一つブームがどおんと来ると、どうしても揺り戻しというものがあるというのが、傾向としてどんな観光ブームにもある、これまでいろんなところ、土地のブームであったりとか、例えばドラマなんかで取り上げられたところにすごい観光客が集まったけど、次の年は閑古鳥鳴いてるとか、よく聞く話ではあるんですけれども、今回、すごく注目を浴びている島根ですけれども、これがずっと未来永劫続くというわけでもないと思うんですが、その揺り戻しを今回のキャンペーンで減らせるというんですか、いうふうなところはいかがでしょうか。

 

○溝口知事

 今は、例えばJALの東京、出雲便なんかは大体満席みたいですね。それから、この出雲地域だとかにおけるホテル、旅館のあれも大体予約をとりにくいといった状況にあって、皆生だとか三朝方面も一つのエリアになっているというふうなことでありまして、かつて余りないような動きが出ておるわけですね。

 我々の方が言うのも変なんですけども、やはり世の中の関心が随分変わってきまして、そういう縁結びなどに対する関心が非常に高くなっているように思います。あるいはそういう古い世界ですね。古い世界、豊かな自然が残っている、それが島根などは比較的これまでに来られた方が少ないですから、ポテンシャルが大きく残っているということだと思いますけどね。それでこういう動きになっていると思いますが、この動きが長く続くように、最善の努力を関係の方々と協力しながらやっていきたいというのが県の考えであります。

 

○毎日新聞

 既に何かそういう対策で考えていらっしゃるようなものというのは。

 

○溝口知事

 ええ、だから今のPRをやるとか、それもいろんな形があるでしょうからね。

 

○毎日新聞

 それ以外には何か。

 

○溝口知事

 いやいや、それ以外というか、例えば一畑電車に縁結びのラッピングをやるとか、いろんなことも計画されてるようですよ。

 それから、近隣では、やはり松江尾道線の三次まで開通して、そこの交通量も非常にふえているといったように、インフラの整備ということが大事ですね。そういうものをこの山陰道、西の方に向かっても早くつながるようにやっていくということも課題ですね。

 それから、出雲方面だけでなく、石見、隠岐。隠岐は今度ジオパークをぜひ世界認定していただくとか、石見の方では、石見神楽とかありますけども、温泉などをさらに活用していくとかね、できる工夫をどんどんやっていこうと、こういう考えでおります。

 


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