知事定例記者会見(7月5日)
○溝口知事
それでは、定例会見を始めます。
私からは、3点について発言をいたします。
第1点目は、工業用水道事業会計の消費税の過少申告について申し上げます。
本日午後、企業局から発表いたしましたとおり、平成24年6月に申告しました工業用水道事業会計の平成23年度分消費税について、税務申告事務に誤りがあり、約2,400万円の過少申告加算税及び延滞税を納付しなければならない事案が発生しました。
このような事案が生じたことは、県行政に対する信頼を著しく損なうものであり、まことに申しわけなく、深くおわび申し上げます。
この消費税の申告にかかわった企業局の4人の職員に対し、本日午前、それぞれ戒告あるいは訓告の処分を行いました。
また、知事及び副知事は職員の行政事務に対する監督責任により自らの給与を減額することとし、そのための条例案を9月議会に提出することといたしました。
今後、このような不適切な事案が生じないよう、県として徹底した再発防止対策に努めてまいります。
2点目は、こちらにあります「kimono Beauty キモノ・ビューティー」ということで、県立石見美術館におきまして7月13日から8月26日まで、展覧会、企画展を開きます。
日本の江戸時代中期から昭和初期に至るもの200点を展示し、着物の色や柄の変遷を紹介し、帯や髪飾りなどの装飾品、女性の着物姿を描いた絵画も展示いたします。
石見美術館グラントワは、森英恵さんのコレクションなどもあり、こうした衣服等に対するコレクションがありまして、そこでこういう展覧会を開くわけですけども、アメリカ人のウィリアム・ビゲローという方、この方は明治時代にフェノロサとともに来日をして、岡倉天心を援助すると同時に、日本滞在中、日本美術の収集もされて、こうした着物のコレクションを持っておられるということで、その後、帰国後、ボストン美術館の理事にも就任をされておって、そのコレクションはボストン美術館に寄贈され、保管をされておるということであります。
それから、3点目は、こちらにあります古代出雲歴史博物館における企画展でありますが、神々の国プロジェクトの一環として、先般の出雲大社展に引き続きまして、今度は石見神楽展を開催をするということです。
7月12日から9月8日まで開催をされますが、ここにも載っていますが、神楽の面でありますとか、神楽の衣装、あるいはそういうものを映像でごらんいただく、そういう展覧会でございます。ぜひ皆様方に両館の企画展においでいただければというふうに思います。
冒頭の発言は以上であります。
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