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知事定例記者会見(5月2日) 

質問事項

9.島根原発における松江市長発言及び使用済み核燃料

 

 

○毎日新聞

 先日、松江市長選もあったわけですけれども、市長選後に、松浦市長が報道陣の取材に対して、3号機について、最新基準に照らして問題がなければ稼働させるべきだというような形で、基本的に稼働させる、稼働すべしというような方向でお話をしてらっしゃるようなんですけども、知事はこの発言、どういうふうにとらえられますか。

 その発言について、3号機を問題がなければ稼働させるべきだという松浦市長の考えについて、知事はどういうふうな御見解をお持ちでしょうか。

 

○溝口知事

 直接どういうお考えで言っておられるのか聞いていませんから、その発言自身にコメントするのは差し控えますけども、いずれにしても、規制委員会の新しい安全基準に沿っていろんな評価がなされて、その上でいろんな手続が進んでいくでしょうし、その段階で県民の方々の意見を聞いたり、あるいは専門家の意見を聞いたりして3号機の稼働がどうなるかというのが決まるわけでありまして、今の時点では格別、私自身としてはコメントはありません。

 

○毎日新聞

 知事御自身は、基準に照らして問題がないというふうに判断されたときは、同様にやっぱり稼働、エネルギー問題の話なんか、いつもしてらっしゃいますけれども、稼働させるべきだというふうにお考えなんでしょうか。

 

○溝口知事

 まだどういうふうな基準になって、どういう評価をされるのかというのがわかりませんから、あんまり一般論で答えるのは難しいと思いますね。

 

○毎日新聞

 どういう評価されるかわからないというのは、それはその基準に照らして......。

 

○溝口知事

 だから、どういうところを、基準に合っているかどうかとか、具体的なところですね。

 

○毎日新聞

 その、だから前提......。

 

○溝口知事

 あと、基準自身もまだ完成してませんからね。我々としては、基準ができ、いろんな規制委員会の考えだとか評価だとかが出ていくでしょうからね、そういう中で専門家の意見なども聞いたり、県民の方の意見を聞いたり、あるいは立地市町の意見を聞いたり、議会の意見を聞いたりして、どう対応すべきかを考える必要があると。こういう問題はいずれにしても専門的な問題ですから、私自身がこうだと言える材料を今持っているわけじゃありませんからね。だから、あんまり仮定の話についてあいまいなことを言うのは適当でないと私自身は思っていますから、そういうことです。

 

○毎日新聞

 続けて、ちょっと別の観点からの質問になりますけれども、先月の26日に福井の西川一誠知事が関電の社長さんと会談をされたらしいんですが、そのときに30、40年間の消費地の電力消費による使用済み核燃料がここにあると。使用済み核燃料がですね、30年、40年間の消費地の電力消費による使用済み核燃料がここにある。消費地の責任で対応すべきだということで、今、原発の方で保存している使用済みの核燃料なんかを消費地、都会の方で保存、貯蔵してくれというような話を、というような形で水を向けられたらしいんですけれども、福井の場合は関西という大都会との関係ですけれども、島根も原発があって、知事もよく会見なんかでも言及されますけども、まさに今、原発の方には使用済みの核燃料があると。それがあること自体かやっぱりリスクというところもあると思うんですけれども、それは電力の消費地の方で受けてほしいとか、そういうような、まずこういう発言についてどういうふうに思われるか。で、島根に当てはめてどういうふうに思われるか、その2つの観点でお話しください。

 

○溝口知事

 それは、あなたにいつも言っていることですが、詳細は、どういうバックグラウンドで、どういう文脈の中で言っておられるかというのを知りませんから、そういうあいまいな知識で私がコメントするのは、間違ってもいけませんから、ちょっとお答えするのは差し控えます。

 

○毎日新聞

 ここにある、今島根にある使用済み核燃料は、ずっと島根にあり続けるということについてはどうですか。やはりどこかに持って......。

 

○溝口知事

 今お答え、どういう文脈で、どういうことが出てくるのか、それは一般論でも非常に漠とした話ですから、ちょっとお答えしようがありませんね。

 

○毎日新聞

 いや、じゃあ、西川知事さんの発言とは分けて、どういうふうに考えられますか。

 

○溝口知事

 いや、分けても、今どうこうするということについて、私がコメントするのは差し控えます。

 

○毎日新聞

 いや、差し控えるというか、なぜ差し控えられるんですか。

 

○溝口知事

 いたしませんということです。

 

○毎日新聞

 なぜ答えられないんですか。

 

○溝口知事

 いや、それはあいまいな、一般的なことについて、条件がはっきりしませんから。

 

○毎日新聞

 条件がはっきりしないというのは。

 

○溝口知事

 いや、それは、どういう理由で、どこにどうするというようなことがないと、一般論じゃ言えないでしょう。

 

○毎日新聞

 ちょっとおっしゃってる内容がよくわからないんですが。

 

○溝口知事

 例えばどこかで受け入れるとなると、そういうところがなきゃいけませんわね。じゃあ、それは一体どうするんだというようなことがなくて言及しても難しいでしょう。

 まあ、そういうことです。

 


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