知事定例記者会見(5月2日)
質問事項
2.尾道松江線開通一ヶ月後の経済効果
○毎日新聞
済みません、ちょっと別の話題になりますけれども、3月30日に開通した尾道松江線ですね、ほんの数日前におよそ1カ月、開通から1カ月たちましたけれども、1カ月たって、まだ1カ月しかたってませんけれども、知事、耳に入ってらっしゃる、何か経済効果であるとか、そういうようなところで何か聞いてられるようなものって、何か感じられるものというのはありますか。
○溝口知事
2つあると思いますね。一つは、もともと主要な幹線道路である54号を通る車がかなり減りましたね。他方で、高速道の方は非常にふえておりますね。54号と高速道を合わせて5割見当増えている、いろんな計算の仕方はありますけれども、相当の数で交通量が増えているというふうに思っています。そういう意味で、高速道路の開通というのが大きな役割を演じておるというふうに思います。
まち中などでも山陽側のナンバーの車が多くなっているというふうな話はよく聞きますね。やはり山陽方面からしますと、高速道である程度混まないで相当の時間短縮になるということがわかってきましてね、それで、これまで来るのが時間的な事情などから困難であった方々が来られるようになったというふうな話は聞きますね。そういう意味で、期待をされた島根県と県外を結ぶ道路の障害が低くなって、交流が非常にふえるということが起こっておるというふうに思います。こういうものを観光でありますとか、あるいは産業の振興にさらに活用していきたいと。
他方で、旧道の54号等につきましては交通量が減りますから、やはりその地域の魅力をさらにPRしていって、高速から降りて54号周辺の観光施設に行ったり、買い物をされるとか、そういう魅力づくりも引き続きやっていかなければいけないというふうに考えています。
○毎日新聞
プラスとマイナスでいうと、プラスの方がやはり多いということですか。
○溝口知事
それは、マイナスの影響を受けている方もおられますからね、それはそれぞれの立場によって違いますから、それを総合して言うというのもなかなか難しいことですね。
○毎日新聞
マイナスというのは、その54号周辺以外には、知事の耳にはどういうものが入ってらっしゃいますか。
○溝口知事
やはり54号周辺の施設でありますとか、あるいは商店でありますとか、そういうものへの影響ですね。
○毎日新聞
その辺の影響というのは、まだ1カ月しかたってないわけですけれども、今後、県として何らかの影響調査されるとか、それに対して何か施策を打っていくとか、そういうような方針というのはあるでしょうか。
○溝口知事
それは必要なことはやっていかなきゃいけませんね。事前にも54号周辺の観光のPRとか、あるいは道路の標示などで、高速道から旧道の方に関心を持ってもらうような道路の標示でありますとか、新直轄による高速道ですから、降りたり入ったりするのは料金がかかりませんから、時間が若干かかるでしょうが、終点だけじゃなくて、高速道の途中にもいろいろおもしろいものがありますし、いいところもありますから、そういうところにお客さんが来られるように、引き続き地元の方々と一緒になって努力を県もしていきたいというふうに考えています。
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