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知事定例記者会見(4月17日)

○溝口知事

 それでは、定例会見を始めます。

 

 お手元にパンフレットが3枚配られておるかと思いますが、一つは、古代歴史文化賞についてであります。

 昨年は神話の博覧会を開催をし、今年は5月10日から出雲大社の平成の大遷宮がとり行われるわけであります。出雲大社のそばの古代出雲歴史博物館では、4月12日から6月16日まで「出雲大社展」を開幕しております。去年の東京、京都における「出雲 聖地の至宝展」「大出雲展」でも多くの人が来られ、古代世界に対する関心が全国的にも高まってきておるというふうに思います。

 

 そうした中で、これは前からも皆さんにもお伝えをしておりますけども、古代歴史文化に関するすぐれた書籍を表彰しようということで、古代歴史文化賞というのを設けるということでありますが、その作業が正式に始まってまいります。明18日に東京で第1回の選定委員会を開催をしてスタートするわけであります。9月の選定委員会で古代歴史文化賞が選定をされ、11月に東京で表彰式を行って、全国にもそういう発信をしていこうというふうに考えております。

 過去3年以内に出版をされた古代の歴史文化に関する一般向け書籍で、読みやすく、内容があっておもしろいものを大賞として1点選考し、表彰するということであります。歴史文化の情報発信ということにつきましては、これまでも三重県、奈良県、宮崎県ともいろんな活動をしてきておりますけれども、これら3県もこの歴史文化賞に参画をされて、それぞれ地域賞を授与するというふうになっておるところであります。

 詳細は、この後、教育委員会の担当者から説明をいたしますけども、そういうことを始めるということであります。

 

 2点目は、県立美術館の企画展で、「堂本印象展」を4月26日から6月10日まで開催をします。ここに出ている絵は「木華開耶媛(このはなさくやひめ)」でしたよね。堂本印象が1929年に描いた絵ですけども、昨年は郵政会社の切手にもなったわけですね。八重垣神社に保存をされておるスサノオノミコトなどと一緒に、セットとして堂本印象さんのこの絵が採用されておるところでありまして、日本画の巨匠でありますけども、日本画のジャンルにとらわれないで、幅広くいろんなエネルギッシュな、日本画を離れたような絵画も随分、戦後、お描きになっておって、日本のピカソとも評されています。

 今回は、京都府立堂本印象美術館に所蔵されている作品を中心に、代表作60点を展示をするということであります。

 また、別な特別展ですけども、これは小企画展で、「松平不昧展」というのを4月25日から6月24日まで展示をすることとなっております。不昧公の画像でありますとか、あるいは茶道具等が展示をされるものであります。

 

 3番目は、県立石見美術館「グラントワ」で開催されます「和歌と美術」の企画展ということであります。4月20日から6月3日まで開催をされます。和歌の発祥地もこの島根と称されておりますけども、古来、日本の歌人たちが和歌、短歌、長歌等もつくっておりますけども、「万葉集」を代表する歌人、柿本人麻呂が石見を歌っておりますが、そうしたものが時代を下ると、和歌をつくった人の画像を発行されるようになり、「三十六歌仙」とか有名なあれがありますし、百人一首などでも和歌と絵が一体となるというようなことがありまして、そういうことで和歌と美術の展覧会をグラントワでなされるということであります。

 ここには重要文化財の「時代不同歌合」ですかね、東京国立博物館のもの、そして三十六歌仙の絵で重要文化財になっております「柿本人麻呂」の絵、これは出光美術館ですけれども、そういうものも来るということであります。

 連休から、また特に県民の方々にもぜひごらんをいただきたいというふうに思います。

 冒頭のコメントは以上であります。

 


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