知事定例記者会見（４月１７日） 

質問事項

７．企業誘致について  

○山陰中央新報

　知事、済みません、産業振興の企業誘致に関してお聞きしたいんですが、企業誘致専門員について、ふやされるなどして島根の情報発信を続けてこられたと思うんですが、愛知の名古屋の方からも企業の進出があったり、福山ですとか、四国の方での企業への説明会というのも盛況だというふうに聞いています。今、企業誘致の種をまいて、芽が出てきて、花開くのかなという段階かなとは思っているんですが、知事の企業誘致戦略の今の現状認識と、今後、松江自動車道も全面開通するんですが、今後の企業誘致の可能性というのを改めて、この２点、お尋ねしたいんですが。

○溝口知事

　それは、いろんな要素が関連しますけども、やはり日本全体として見れば、経済の成長というのが鈍化していますし、それから、いわば競争相手である新興国が急拡大していますし、そういうところで物的な需要がふえますから、全体として日本の産業投資というのは爆発的にふえるという状況じゃないですね。そうすると、企業誘致の方もそういう影響を受けますから、どんどん進むということはなかなか難しいですね。だから、やはり島根の持つ魅力をいろんなところで訴えていくということが大事じゃないかと思いますね。

　それから、島根に関連ある人たちにコンタクトをとる。やはり島根出身者が道先案内をするというところがあったりしますから、いろんな工夫をやっていくということが大事じゃないかというふうに考えていますが、最近の動きでいいますと、ＩＴなどについてはソフト系の会社が島根の住環境のよさとか、そういうものの魅力を感じて出てこられる。あるいは広島の企業の方が、交通が便利になって出てこられる。あるいはまじめに粘り強く働く若い人材を求めて出てこられる。それから比較的ですけども、地震の影響が少ないといったことなどから新しい立地も検討されている。いろんな要素がありますが、いずれにしても、島根のよさをできるだけ知っていただいて、そういう努力をするということが大事だというふうに思います。