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質問事項

5.竹島の日式典開催における韓国との関係性 

 

○中国新聞

 済みません、竹島の日が迫っておりまして、毎年この時期にやられているわけですけども、韓国の、今、日韓関係が非常に悪い、悪化をしてまして、県としては事実に基づいて主張をしていくということで、それはそれでいいことだと思うんですけども、非常に、それをやることによって日韓関係も悪くなるという側面があるわけですけども......。

 

○溝口知事

 どういうことで。

 

○中国新聞

 韓国を、まあ、ある意味刺激するという面が多少なりともあるわけで......。あ、式典の話ですね、竹島の日の式典。

 

○溝口知事

 ああ、式典の話。

 

○中国新聞

 はい、式典の話。で、それは県は日本の領土だという事実に基づいてやっていることで、いいことだと思うんですが、改めてですね、なかなかこの問題、前に進まないわけですけども、こうして毎年式典を県として主催する意義というか、そこのところを今、知事、どういうふうにお考えになっているのかというのを、ちょっと確認させてください。

 

○溝口知事

 やはり一番大事なことは、政府レベルで韓国と話をするということですね。それをやっていかないと、もちろん話が進まないので、国際司法裁判所に提訴するということもあるでしょうが、いずれにしても話をしないといかんわけでしてね。それと同時に、竹島の領土に関する歴史的な事実がどうであったかという調査研究もやらなきゃいけませんね。そして、その上でやはり国民の理解が進み、政府がこの問題にきちっと対応していただくように、地元として働きかけていくということは必要なことでありまして、我々の式典は、韓国を非難するというよりも、事実関係はこうであり、政府にきちっと対応してくださいということをよくお伝えをする。そして国民の方々にもそうしたことについて御理解が進むように努力をする、そういうために行っておるということです。

 

○中国新聞

 今、政府に働きかけるというふうに言われましたけども、現状の政権、この問題、研究会というのを県が設置されていますけども、そこで活動されている大学の教授とかに聞きますと、なかなか政府の対応というのが、もう一歩進んだ対応をしてほしいというふうな思いが関係者の中にはあるようですけども、知事として、今の政府の対応をどういうふうに見てらっしゃるのか。

 

○溝口知事

 それは、前政権、そして今の安倍内閣におかれましても、韓国と話をしなければならないということはよく考えておられると思いますね。それから、韓国のいろんな対応につきまして、日本の領土権を全く考慮しないような行動に対しては、きちっと対応していくということをやっておられますね。そういう意味で、現政権では領土担当大臣を設けられ、領土・主権対策企画調整室を設けられて、政府として一定の対応をされているというふうに思います。

 しかし、いずれにしても、日韓間でやはり冷静な話ができるようにならないといけませんね。だから、それは容易なことではありませんけれども、そのためにやっぱり粘り強く努力をするということが大事だというふうに思っております。

 

 

 


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