質問事項
3.原発にかかる県内30キロ圏内周辺3市の安対協設置等について
○山陰中央新報
済みません、もう1点だけ。
今度、原発関連ですけども、先日、1月終わりでしたか、安来市が自分のところの安全対策協議会、安対協をつくる方針だということを出しておられます。それで、現状では県が周辺自治体の意見も聞いて、中電との間に入ってという役割を担っているかと思いますけども、それぞれが今度、周辺3市、県内でいうと周辺3市が意見を持つという、この動きについてはどのように受けとめてらっしゃるでしょうか。
○溝口知事
やはりそれぞれの周辺市が地域として、市としてどういう意見を、どういうスタンスをとるかというのは、住民の方々の意見をよく聞かなきゃいけませんからね、そういう意味で、いろんなやり方で住民の意見を聞く仕組みをつくられるというのは、ある意味で自然なことだと思いますね。
○山陰中央新報
県としては、その間に入って、それぞれが意見を持って、それからまた中電との間の調整のあり方、やり方も変わってくるかと思うんですけども、その辺はどういうふうに想定しておられますか。
○溝口知事
それは今までと同じじゃないですか。
○山陰中央新報
同じですか。
○溝口知事
市として言ってこられるわけでしてね。市の中の意見をどういうふうにされるかというのは、市でお考えになることだろうと思いますね。
○山陰中央新報
結局市がつくる......。
○溝口知事
いずれにしても、市の手続の中で市の意見が形成されてまとまってきて、こちらへ来るわけですから。
○山陰中央新報
結局市がつくるということは、直接中電とやりとりをするという含みがある話だと思うんですけれども......。
○溝口知事
それは今でもそういうあれがあろうとなかろうと、おやりになっているわけですし。
○山陰中央新報
県のスタンスとしては、じゃあ、それがあってもなくても変わらないという......。
○溝口知事
いやいや、私はそういうコメントをする必要はないけども、周辺市としてね、中電と話をされるのは当然のことでしょう。
○山陰中央新報
県の役割や立ち居振る舞いは変わらないんですか。
○溝口知事
いやいや、それが変わるかどうかは別として、影響があるところがいろんな意見を電力会社に伝えていくというのは自然なことだと思いますね。
我々のほうはね、そういう意見も聞きますけども、そこは前から言っていますように、市の意見を集約するメカニズムがあるわけじゃありませんから、そこは総合的に判断をしますと、こういうことを言っているわけです。
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