質問事項
5.竹島の日について
○山陰中央テレビ
済みません、知事、竹島の展示の件なんですけども、今回、江戸幕府のお墨つきといいますか、そういったような展示が3点、4点されてますけども、そういう古い資料の中で、当時の幕府が日本領として認めているものが確認されたわけですが、そういったことを今、知事はどういうふうに受けとめておられますでしょうか。
○溝口知事
それはそういう資料ではそうだったということじゃないですか。それはいろんな材料の一つでしょう。いろんな主張を日本側はしていますし、竹島研究会もしていますが、そういう資料によってね、そういうものが確認をされ蓄積をされてきているということです。そういうものが将来、日韓間で話をされるとか、そういうときの材料になってくるでしょうね。
○毎日新聞
今、竹島って話題出たんですけど、竹島の日に関連して、招待状とか式典の招待状というのはもう出されたのか、いつごろ出されるのか。
○溝口知事
去年と同じだったと思います。
○毎日新聞
去年は、済みません、いつごろ......。
○溝口知事
それはこの前、新聞発表したとおりだと思います。
○NHK
高官の出席の見通しというのは、県のほうには来てるんですか。
○溝口知事
まだだと思います。
○NHK
なかなか領土問題に関して膠着状態が続く中で、東京での式典の開催とか、そういうことっていうのは、知事、どういうふうに考えてらっしゃるのかというのを教えていただけますか。
○溝口知事
2つありましてね、県が求めておりますのは、竹島の日を決定をして、政府主催で式典をやっていただきたいというのは県と議会の重点要望で政府に言ってます。それが実現できてないわけです。それとは別に、国会内に超党派の領土議連というのがありまして、その議連の人たちが相談をされて、一昨年、県の県民会議と国会内の領土議連の共催で東京で行われたというのはあります。これについては領土議連でどうされるかというのをお決めになるわけですけども、国会内の議連で、竹島の議連ではないわけでありまして、私が情報を集めている限りでは、そこでは余り議論、進展はないようです。昨年は領土議連の関連の会合は開かれておりません。
政府の関与ということになりますと、昨年2月の竹島の日の式典会合には、政府の出席を要請をしましたが、政務官が初めて出席をされたということがあります。
今年どうされるかということについては、政府のほうではまだ検討中のようでありまして、まだ政府のほうからどうされるという返事は来てません。
○NHK
東京大会の開催ということ、東京での竹島の開催というのも、知事は考えられてない。
○溝口知事
申し上げたように国会内の領土議連、これ超党派で、ほとんど各党が入ってますけど、そこでどうするかという議論がされるわけであります。まだそういう議論は、去年以降あまりないと思います。
○毎日新聞
去年の式典の場合は、李明博大統領が上陸というのがあって、世論としても竹島の日の盛り上がりというのはあったかと思うんですけど、ことしの場合は去年と比べてみて、何か啓発とかで進展はあったのかというのと、今、それ以外の話題がいろいろ原発とか、竹島の日のほうに余り関心が向いてないような印象も受けるんですが、その辺は知事としてはどういうふうに考えてらっしゃるんですか。
○溝口知事
いや、報道では余り出ませんが、国民の関心とか、あるいは県民の方々の関心は引き続き高いと思います。
○毎日新聞
それは、具体的にどんな場面で関心は前より高まってるというふうに......。
○溝口知事
例えばアンケートなんかがありますね、報道などでなされていますけれども、そういうのを見ますと、そういう感じがします。
○毎日新聞
それは島根県以外の人も興味を持っているという。
○溝口知事
思いますね。こういうデータがあるということじゃないですが、感ずるのは、やはり今の国際情勢などを見まして、尖閣の問題があったり竹島の問題があったり、大変難しい状況が続いてるということは、メディアを通じてなり、いろんな形で国民には伝わってきてるというふうな印象を持っています。
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