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質問事項

1.東京都知事選挙の告示にあたって

 

○山陰中央新報

 知事、全く別件ですけども、あした、23日に東京の都知事選挙が告示になるということです。それで、その中で注目されているのが立地自治体ではない大都市、首都で原発が争点になるという現状、見込まれてますけども、そのような今回の選挙についてどのように関心を持っていらっしゃるか、まず聞かせてください。

 

○溝口知事

 細川候補といいますか、の政策の説明は、たしか今夕ですか、今夕でなされるようですけども、報道によりますと、5つぐらいのテーマで、御自分が当選した場合の政策のあらましを発表されるということですね。その中に原発の問題も出ておるということです。

 原発の問題についてはいろんな論議がありますが、国としての政策自身をどう決めるかというのは、やはり政府の役割でしょうね。日本全体の経済のために、エネルギーをどういう方法で確保したらいいのかというのは、政府がいろんな意見も聞きながら決められるということですけども、もちろんそれに影響を与えるためにいろんな政治活動がなされるというのも当然あるわけですね。政治活動はいろんな場面で当然できるわけですから、電力の大消費地である東京において関心も高いわけでしょうから、そういうものも争点にし、自分の考えも出されるということですね。

 選挙はこれからですから、どういう動きになるのかは予測つきませんけども、いろんな形でいろんな場所で論議をされるということは当然あることですね。

 

○山陰中央新報

 その結果いかんによって、どのように影響を与えるかというところ、先の話になりますけども、今回の争点になるという、この戦いの意義づけというか、位置づけについてはどういうふうに。

 

○溝口知事

 そこは、全体のやっぱり結果を見ないと、どういう影響、あるいは動きがあるかというのは予測できませんね。それは政治の主張をされるわけですから、どういう場で、いろんな場で可能なわけですし。それから政府もあらゆる意見を聞きながら、国全体としてどういうものを選択すべきかという決断をされるのは、また政府でしょうしね。いろんな形で日本の政策が形成されていくということじゃないでしょうか。

 

○山陰中央新報

 大消費地である東京で争点になるという意味。

 

○溝口知事

 そこは、意味というか、格別消費地だからどうこうということじゃないでしょうね、それぞれのところで意見を持つ人がいるわけですから。

 

○山陰中央新報

 同じ知事会の中で、知事仲間としては、結果が出た後で、知事会の中での議論にも影響するということは......。

 

○溝口知事

 格別ありませんね。

 

○山陰中央新報

 じゃあ、終わってからの......。

 

○溝口知事

 年末に出て、知事会もその後ありませんし。

 

○山陰中央新報

 いや、この後の。

 

○溝口知事

 いや、格別そこで議論するというようなことはありませんね。

 

○山陰中央新報

 いや、そういうことにも影響を与える、結果によっては影響を与えることになると思うんですけど......。

 

○溝口知事

 いずれにしても、政治の主張はいろんな場で、いろんなチャネルを通じて、国が決めるものは全国のそういういろんな意見をどういうふうに考え、どういうふうに取り上げて政府が決められる、もちろん国会の中で議論もされるでしょう。それから地方で決めるべきことは地方でまた論議があるでしょうし、また、地方で決めることも国政の場の動きが影響を与えるでしょうし、いずれにしても、いろんなチャネル、いろんなルートを通じていろんな意見が出され、そういうものをそれぞれの場で選択をするといいますか、配慮するというか、考慮するというか、そういう材料になるということでしょうね。

 

○朝日新聞

 済みません、関連して、今おっしゃった意味でいいますと、この都知事選の結果というのは、国のエネルギー政策に影響を与え得るというふうに、その一つになるという......。

 

○溝口知事

 いや、それと結果がどういう結果ということにもよるでしょうしね、そこら辺は今の段階で予測はつきませんね。

 

○朝日新聞

 関連しまして、今、現段階で立候補を予定されている方の中で、個人的に何か考え方が近いなとかっていうふうに感じられる候補っておられるんですか。

 

○溝口知事

 いや、まだ詳細はわかりませんね。原発の問題は、何といいますか、具体的にどう進めるかというところはなかなか、いろんな構想の中で、はっきりしないところがありますね。ある程度ああした大きな事故があったわけですから、原発についていろんな面で慎重に考えていかなきゃいかんというのは一般的にあるでしょうし、政府のほうも新設等は、はっきり言えば、まだ政府の方針は出ていませんけれども、前政権から抑制をしようという流れもありますしね。だから、大きな流れとして非常に正反対の主張があるわけではないでしょう。だから、やり方をどういうふうにするのかとか、それをどういうふうなタイムフレームで考えるかとか、いろんなものがあるわけです。構想の内容の特徴としてですね。あるいは構想をどういうふうに進めるかということで。やっぱりそういうものをよく見ませんといけないでしょうね。じゃあ、そういういろんな構想について、じゃあ、それをどういう手順で実現していくのかとか、そういうものが、あらゆる政策について、やはり実際の論議をしないと明確にならないところがありますね。現段階では、いずれにしても、それぞれの方のそういう詳細な、具体的な案が出ているわけじゃありませんから、言葉としてこういうことだというのはありますけども、そこら辺も選挙の過程なんかでいろいろ論議がなされるでしょうし。

 

○朝日新聞

 済みません、都知事選の結果が国の政策に影響を与えるかどうかというところは結果次第だというお話がございましたけれども、それは翻って考えると、ある結果によっては、それは影響も与え得ることがあると。逆に言うと、また別の結果だと影響はないという、そういう意味では、結果を与えるというのは......。

 

○溝口知事

 いやいや、影響はいずれにしてもあるでしょう。だけど、どういう影響になるかとか、どういうことが、その論議の過程とかね、それから候補がそれぞれ言われる内容によりますね。内容も非常に、さっき申し上げましたように、原発の問題は、どういう手順で、どういうふうなタイムフレームで、どういう形でというようなことが、いろんな側面があるわけでしょう。まずそういうものがどの程度論議されるのかとか、実際の例えば政府として原発に対する政策、あるいはエネルギー政策に対する政策を決めるときには、そういうものがなきゃいけないわけでしょう。だから、それはその前の段階、それがないと議論ができないということじゃありませんけれども、もちろん大枠としての議論は当然あるでしょうが、具体的なところになると、そういうところをきちっと押さえていかないといかんでしょうね。

 


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