• 背景色 
  • 文字サイズ 

知事定例記者会見(12月6日)

○溝口知事  

 それでは、会見を始めます。

 最初に、私から4点、コメントを申し上げます。

 一つは、ブルーリボン、ここにつけておりますけれども、この着用についてであります。

 12月10日から16日までは、北朝鮮人権侵害問題啓発週間ということになっておりまして、その関連で、このブルーリボンを着用するということなんです。

 このブルーリボン運動は、NGOの「北朝鮮に拉致された日本人を救出する市民ネットワーク」の提案で始まりまして、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」あるいは「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」などでも取り組んでおるわけであります。

 このリボンのほかに、青いバッジのようなものもあります。北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示として、青いリボンをつける運動が行われているわけです。この青色、ブルーは日本と北朝鮮を隔てる日本海の青と、被害者と家族を結ぶ青い空をイメージしたものだそうです。

 島根県では、県庁の幹部職員が着用するということにしております。もちろん個人的にされる方もありますが、次長以上、約50名になりますが、こういう形で着用するということであります。

 

 2番目は、こちらに出ておりますけれども、島根県の農業技術センターで育種しましたアジサイの県オリジナル品種、「万華鏡」と、こう呼んでおりますけれども、この「万華鏡」がジャパンフラワーセレクションの鉢物部門の最優秀賞であるフラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのであります。既に発表されていますけども、表彰は12月10日火曜、東京の南青山会館で行われます。

 このジャパンフラワーセレクションというのは、2006年からスタートしたものでありまして、国内外の花卉の新品種の中からすぐれた品種を選ぶコンテストであります。フラワー・オブ・ザ・イヤーは、切り花、鉢物、花壇苗・コンテナ苗の3部門ごとにそれぞれ最もすぐれたもの1品種に授与されるものであります。過去には、平成21年にトルコギキョウが県オリジナル品種「SO八雲小町」が優秀賞を受賞しておりますが、フラワー・オブ・ザ・イヤーは初めてでありますし、都道府県の中で、このフラワー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは初めてだということのようであります。

 この「万華鏡」は、そばに寄るとよくわかるんですけども、花びらの外の方は白くなって、中に向かって青い色、ピンク系統もあるようですけども、濃くなっておると。こういうのをグラデーションと呼ぶようでありますけども、それが美しい品種として高い評価を得たということであります。

 今年の4月から出荷を開始しまして、県内外の市場に今年のシーズン、春先から初夏にかけてでありますけども、1,800鉢出荷をしました。来年、平成25年は1万鉢の出荷を計画しておるということであります。

 このアジサイの県オリジナル品種の取り組みは、生産者、市場、県の関係者でプロジェクトを設置したものでありまして、育種から生産、販売まで一体となった取り組みとなっております。

 今回の最優秀賞の受賞によりまして、島根のアジサイへの注目度が高まり、島根ブランド確立への第一歩になることを期待をしておるということであります。

 

 3番目は、向こうに出ておりますけども、県立美術館で第59回の日本伝統工芸展が松江展として開かれます。会期は、12月12日水曜から12月25日火曜までの2週間弱であります。全国12の会場で開催される巡回展でありまして、部門は陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門ということになっております。

 重要無形文化財保持者(人間国宝)の方々の作品が42点、そして全国各地の作家の方々の入選作を含む約300点が展示されます。島根、鳥取に在住の作家の入選作は10点であるようであります。島根県が4名の方、鳥取県が6名ということになっております。

 お配りしてある、このビラの裏側に、真ん中のちょっと左の茶と黒のつぼがありますけれども、これは原清さんですね、鉄釉陶器で人間国宝になっておられる方でありますけれども、昨年は先生のコレクションを県立美術館に寄贈された方ですが、その方の作品も展示をされております。

 その下は、米子市の方で初入選と、坂本章さん。粉青米色瓷鉢という陶器ですね。それから右上が諸工芸で有線七宝蓋物、橋詰峯子さん、こちらは鳥取市の方。その右下の茶の箱ですね、木竹工で桑杢造色紙箱と、桑の木でつくった箱ですね、脇坂春斎さん、島根県隠岐の島町在住の方。こういった作品が展示をされているということであります。

 

 最後は、県立石見美術館の企画展でありまして、こちらに出ておりますけれども、「ヨーロッパの近代美術」ということで、12月22日から2月18日まで開催をされると。これもパンフレットがありますけれども、裏の方にモネの風景が、ピカソの「横たわる女」、それからボナール、あるいはムンクの絵、あるいはドンゲンの絵などが展示をされます。

 以上であります。


お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp