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知事定例記者会見(12月6日) 

質問事項

2.インターネットを使った選挙活動について

 

○毎日新聞

 済みません、選挙の話で一つ、違った観点から。

 過去の選挙からも言われてますけれども、今回、インターネットを使った選挙活動ができないというのがちらほらと話題になりますね。大阪の橋下徹市長なんかが、選挙公示後もいろいろとツイッターでつぶやかれたりとか、そういうようなところで少し波紋も広がっているように思うんですけども、現状、インターネットを使った政治活動が規制されているということについては、知事御自身も選挙を2度経験してらっしゃるわけですけれども、どういうふうにお考えになりますか。

 

○溝口知事

 それは、インターネットを通じた情報の伝達ですね、これはますます大きな比重と申しますか、占めるようになっていますね。だから、そういうものを考慮した新しい枠組みといいますか、枠組みの変更というようなことは、それは必要性がだんだん高まっているんだろうと思いますね。

 ただ、私はあんまりインターネットでは見ませんけどもね。やっぱり一番見るのは新聞ですよ。活字はゆっくり見れますからね。それでやっぱり、何というか、論議がよく整理されているでしょう。だけど、それだけだと一定のスクリーンがかかっていますからね、各紙によって。だから、ほかの意見などはやはりほかの媒体で見るということも大事ですしね。それから映像等でダイレクトにその人たちの声を聞くということも大事ですわね。あるいはインターネットの文字で知らない人の意見などを見るということも大事でしょうが。そんなことですかね。

 

○毎日新聞

 橋下市長が変えるべきだというふうにおっしゃってる、という趣旨でおっしゃってるように思う......。そのインターネットがですね、なんかで政治活動ができるように、現状だとインターネットで公示後にいろいろと情報を出すものは、文書図画の頒布ということで公職選挙法違反に当たるというふうな形なんだと思うんですけども、そこは変えるべきだというふうに主張してらっしゃる方もいる。そこについては、じゃあ、今のお話だと、一定の理解はなさってる。

 

○溝口知事

 いや、具体的に余り考えておりませんね。

 

○毎日新聞

 開放して、選挙が、インターネットでの選挙というのが今後解禁されるべきだと思われますか。

 

○溝口知事

 だけど、私もそこら辺は素人ですけどもね、インターネットの情報というのは、どこまでが真義かというのは、わからないところがありますわね。場合によると、いろんな人の名前をかりていろんな情報発信なんかも行われ得る時代になっているでしょう。だから、情報の伝達のツールとしてそういう安全の保護と申しますかね、そういうものとの関連もどう考えるかといったようなことも必要かもしれませんね。

 それから、そういうことですね。結局既存のメディアは、やはり一定の情報を取捨選択をするといいますか、あるいは真偽とか確実なものかどうかというのをチェックするメカニズムがありますからね、それが完全とは言いませんけども。かなりの人が集まってチェックしますから、そういう意味で、それはメリット、デメリット両方あると思いますけども、そう違ったものが出てくるわけじゃないですね。やはり一つの世の中の意見の鳥瞰図みたいなものでしょう。だけど、インターネットの情報というのは、鳥瞰することはなかなか難しいですわね。

 

 


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