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知事定例記者会見(8月7日)

○溝口知事

 会見を始めます。

 最初に、私の方から3点ばかりコメントを申し上げます。

 1点目は、こちらにあります神話博の関係でありますが、7月の21日に開幕して、昨日、8月6日まで、17日間、開会をしているわけですが、来場者は6万3,000人ばかりと。それから1日平均3,700人程度ということです。

 映像館は2万2,500人程度であります。暑い中、たくさんの人においでいただいているというふうに私どもは感じております。

 それから、神楽や民謡を中心としたしまね郷土芸能舞台、大体、小さい席ですけれども、満席になって、よく見ていただいているというふうに喜んでおります。

 

 古代出雲歴史博物館は、これまでに4万2,000人を超えるぐらいでありまして、1日平均1,500人ぐらいになっております。8月の3日に古代出雲歴史博物館は19年3月の開館以来5年5カ月で大体150万人来られております。1カ月当たりで大体2万3,000人ぐらいでありますが、神話博が始まってから月で見ますと大体7万人ぐらいのペースで来られておりますから、3倍ぐらいの来場者があるということであります。

 暑いので、広場にテントの休憩所を設けたり、ミストファンとか氷柱を設置したり、そういう工夫もしておるところであります。

 これからお盆で里帰りをされる方、あるいは9月以降、涼しくなりますと、また多くの方がさらにお見えになるということを期待をしております。

 鳥取県の国際まんが博も8月の4日から開幕をし、私もオープニングイベントに出てまいりましたけれども、山陰両県が相協力して観光の振興に努めて、これからもいきたいというふうに思っております。

 

 2番目でありますが、京都の大出雲展です。これは7月27日に京都の国立博物館で開会をしております。会期は、一般公開は7月28日から9月9日までであります。28日の一般公開から昨日までの8日間で、休館日を除いて8日間になりますが、1万1,718人、入館をされておると。1日平均で大体1,400人を超えるぐらいでありまして、過去の最近の京都国立博物館の夏の展覧会が大体700人を超える程度でありまして、それからしますと倍ぐらいのペースでお見えになっているということであります。

 

 京都国立博物館によりますと、例年に比べて小・中学生の観覧が多く、図録の売れ行きもいいことから、観覧者の関心の高さがうかがえるというふうに言っておられます。関西方面の多くの人に展覧会を見ていただきまして、島根の歴史の奥深さ、すばらしさなどを感じていただいて、また将来、島根に来ていただければというふうに思っているところであります。

 7月29日に京都国際会館で「ヤマト王権と出雲」というテーマでシンポジウムを開いて、上田正昭さんですね、古代出雲歴史博物館の名誉館長に基調講演などを行っていただいたところであります。

 

 3番目は、お手元に資料をお配りしておりますが、1枚紙がありますが、自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワークの会合を、明日、午後2時からくにびきメッセで開催をします。このネットワークは、福井県の西川知事の呼びかけで、平成22年1月に設立をし、現在13県が参加をしております。

 自立と分散という名称にありますように、都市の過密と地方の過疎という2つの行き過ぎを見直して、都市と地方のバランスのある発展を図ることを目指して、国などに対して政策提言を行っていくということであります。

 

 これまでに、新たな国づくりのための税制についての提言などをして、国にも要請活動を行いましたが、今回の会合では、新たな共同プロジェクトをどういうふうにしていくかといったような点が議論をされるということであります。

 せっかく来られますから、8日の会議が終わった後、夕刻には松江城をちょっとごらんいただいたり、9日は出雲大社や神話博しまねの主会場なども見ていただきまして、島根の魅力に触れていただこうというふうに思っています。

 こっちのグラフの方は、この機会に日本の集中による過密と過疎の状況を絵で皆さんに見ていただいたらということでお配りしているわけです。1ページの表は、上場企業の数で各県の面積をあらわすと、東京、愛知、大阪、まあ近畿ですね。ここら辺が大半を占めておると。ほかは本当に少ないわけであります。ふるさとネットワークはブルーでありますが、宮崎はごく最近入りましたのでブルーで塗ってありませんけれども、宮崎を入れて13県と。人口で見ましても似たような、大きなアンバランスが生じておるわけであります。

 

 それから、次のページの裏側を見ていただきますと、森林や農地についてであります。森林で見ますと、この青いところがかなりのウエートを占めておるわけであります。そういうところできれいな水を供給したり、CO2を吸収するといった機能を果たしていると。それから右の方は農地面積でありますが、これもこういう状況になっていると。日本全体がバランスのとれた成長をしていく、発展をしていく、これが求められている時代だということで、こういう関連の県が一緒になって研究して、政策提言していこうということであります。ちょっと御紹介をしておきます。

 以上であります。


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