知事定例記者会見(7月10日)
質問事項
3.災害廃棄物の広域処理について
○毎日新聞
東日本大震災の災害廃棄物、いわゆる瓦れきの広域処理についての話をお伺いしたいんですけれども、国の方から知事あてに、先般行われた関係閣僚会議の例の広域処理の方針について文書が届いていらっしゃると思うんですが、それを受けて知事としては、島根県、今、浜田市なんかを中心に広域処理についての話が、議論が出ていると思うんですけれども、瓦れきの受け入れについて何らかの判断というのはされるんでしょうか。
○溝口知事
ええ、国は6月29日ですか、災害廃棄物の広域処理の調整状況について、関係県などに対して連絡をしてきておりますが、それによりますと、岩手県につきましては、もう既に調整を行っている自治体によって広域処理の必要量は達成できる見込みだということで、ほかの自治体の支援は今のところなしでできると、こういうことですね。
宮城県につきましても、宮城県内の仮設焼却炉の処理能力が拡大をしておりますから、外からの協力については、ある程度まとまった量の処理が可能な施設で受け入れ対象について調整をするということであります。
それで、7月中に国としては、環境省としては、広域処理を含めた災害廃棄物のより具体的な全体像、全体計画を策定するという予定だということでありますから、私どもとしては、国の全体計画がどういうふうになるのか、そこを見て判断をしたいと思います。
○山陰中央新報
全体計画は、もうそれが全体計画なんじゃないですか。それで判断してどうなるでしょうか。
○溝口知事
いや、ある程度まとまった量について幾らぐらいの量の処理をしてくれるところを探しているかという国の方針が示されると思いますから、そういうものに合致するかどうかというようなことも含めて、計画を見て判断したいということです。
○毎日新聞
既に千葉県なんかは、6月29日の関係閣僚会議の内容なんかを受けて、既に7月4日の時点で、受け入れについては協力は見合わせるというような判断をしていらっしゃるようなんですけれども、そういう報道があるんですけれども、千葉県のように最終的な国の計画がまとまる前に、6月29日のものを見て、ではもう協力は見合わせようというふうに決めていらっしゃるところもあるんですが、島根県としてはそうではなく、最終的なところまで待つということなんですか。
○溝口知事
そうですね、まだそのまとまった量というのがはっきりしませんからね。一部言われていることもありますけれども、そこら辺は確認できていませんから、そこら辺はやはり正式な環境省の見解を待って判断するのが適当だというふうに考えておるいうことですね。
○毎日新聞
環境省の見解について、県から何らかの形で決まる前に問い合わせて、どういうような状況なのかというのを確認されたりというようなことはないんですか。
○溝口知事
例えばある環境省の地方事務所では、処理量は1万トン以上がまとまった量だというようなことを言っておられるということも仄聞していますけども、そこは正式なあれじゃないですから、まだはっきりしてないわけでして、それを待ってからで遅くないと思います。ちゃんと環境省の正式な見解を聞いて対応したいということです。
○毎日新聞
その部分については、仄聞しているとおっしゃいましたが、島根県所管している環境事務所、中国四国ですか、に対して県から問い合わせたりということはないんでしょうか。既に問い合わせていらっしゃったりということはないんですか。
○溝口知事
どこからですか。
○毎日新聞
今のお話だと、ある地方事務所がこういうふうなことを1万トンだということを言ってると仄聞しているというふうにおっしゃいましたけど、島根県が、島根県を所管している地方環境事務所に対してそういう問い合わせなりをしてはいらっしゃらないんでしょうか。
○溝口知事
いずれにしても近々にするわけですから、そこは環境省でやられるのを待ってするのが適当だというふうに思います。
○毎日新聞
7月中に出るので、もうそんなに急いでも仕方がないということですか。
○溝口知事
いや、ちゃんとそれ環境省がやっぱり明示をしないといかんでしょう。我々が聞くような話じゃないでしょう、そういうところは。
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