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知事定例記者会見(6月19日) 

質問事項

2.ふるさと読本について

 

○山陰中央新報

 ふるさと読本についてなんですが、小・中学校に配付されるということですが、小1と中3は随分発達段階が違うと思うんですが、これはイメージとしては小学校1年のときに渡して9年間使ってくださいというようになるのか、どの段階で子供たちが手にしてやるものかという主要なイメージは決まってますでしょうか。

 

○溝口知事

 それは、そういう詳細までは私は承知していませんが、いろんな、目次を見ると、例えば最初の島根ブランドというのは黒曜石であったというようなことがありますね。それは縄文の時代ですね。弥生に入ると、大量に埋められた青銅器があるといったこと。あるいは、その次には王墓が出現をするとか、あるいは古代の出雲ブランドとしては玉つくりですね、ひすいでありますとか、そういうもの。それから古墳時代になると、出雲独特の古墳などもありますね。それから風土記の世界にいっぱい出雲の地が出てきて、それが現代に残っていますね。あるいは鎌倉、それから中世になりますと戦国大名の各地区、そういう関係では益田などの、益田氏の遺跡なども残っていますね。それから石見銀山ですね、戦国のころになります。それから江戸になると今の松江城とか、それからたたらの歴史なんかも各地にありますね。いろんなことがあるわけでありまして、そういうものを映像なども一緒に、わかりやすくつくろうということで、今、準備中でありますね。

 

○山陰中央新報

 もう目次等は既に固まってるいうことは、編集作業が既に社会科の教員の先生方でもう行われているみたいですけども。

 

○溝口知事

 そうです、教育委員会でやって、それから実際の作成は民間の会社に、それに合ったようなものを出してもらってやるというようなことになっています。

 

○山陰中央新報

 発言の中にあったかもしれませんが、いつ配付するというのはおっしゃいましたっけ。いつごろから使える、子供たちが手にすることができるのか。

 

○溝口知事

 今のところ、配付は11月下旬ぐらいの予定のようですね。

 

○中国新聞

 関連して、同じ、ふるさと読本はもう既にあって、神話のまとめたものとかはあると思いますけども、今回、それをバージョンアップするねらいというのは、バージョンアップというか、新しいふるさと読本をつくるというところ......。

 

○溝口知事

 それはやはり、この島根の歴史とか、各地に残るものをわかりやすくするというのは継続的な仕事ですね。新しい知見も出てまいりますし、いろんなことがありますから。

 

○中国新聞

 黒曜石とか、古代よりもさらに、先史の時代のことから比較的最近のことまで県内各地を網羅する、出雲神話だけじゃなくて県内各地の歴史を網羅したようなものを一冊にすると。

 

○溝口知事

 黒曜石は多分、隠岐のことだと思いますよ。隠岐に黒曜石が出て、それが各地に伝わっていくと、そういうようなことも新たな知見として確立してきているということじゃないですか。

 

○中国新聞

 その隠岐という言葉がありましたから、やっぱりこの出雲神話だけだと、県内、全県内の先生が伝えにくいというような声が今までのふるさと読本にあったようなことも聞いていますけども。

 

○溝口知事

 今のこのふるさと読本は、県内各地ですね。

 

○中国新聞

 はい。

 

 

 


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