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知事定例記者会見(6月19日) 

質問事項

1.神話博しまねについて

 

○山陰中央新報

 神話博ですが、先ほど御説明もありましたけれども、開幕まであと1カ月ということになりました。現在の準備状況と、また県内の機運醸成、機運の高まりといったことを知事自身、盛り上がりといいましょうか、機運の高まりといったところは、現状、知事自身、どういうふうな目で見てらっしゃいますでしょうか。

 

○溝口知事

 準備状況は、会場の建設が始まっておりますね。順調に進んでいると思います。それから神門通りの整備も進んでおりますね。それから出雲大社御自身におかれては、来年の遷宮を控えまして大屋根の改修工事でありますとか、いろんな整備が進んでおると。大遷宮は来年でありますけれども、もう新しくなった大屋根などが見られますから、これは出雲大社に来られた方にとって、新しい神聖な社の姿を見られることになるのではないかというふうに思います。

 

 それから、いろんな手段を使いまして宣伝、PR等を行っております。しまねっこを中心としたキャラバン隊が全国を回っております。それから県内では各地でいろんな準備も進んでおります。先般、発起人による会議が開かれましたが、県内各経済界等々、団体の方々が6月30日に応援団の発足式を開かれると、そういうことで準備が進み、いろんなPRなども進んでおるというふうに思います。これからさらに努力をしていきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 関連して、桂三段さんが応援団長になるということですが、このほか有名な方が期間中にいらっしゃる予定というのはあるんでしょうかね。

 

○溝口知事

 これとは別に、PR大使として谷村新司さんが既におなりになっておられます。それから、大野豊さんですな。広島カープの大野豊さんがなっている。それで、浅野温子さんは、いろんなところで語りをやっていただいていると。今度も石見銀山の記念パーティー、5周年の記念式典などでも参加をしていただくというようなことがありますし、あと、県外の京都の国立博物館、それから東京の国立博物館、そういうものは順調に準備が進んでおります。そういう際に、メディアでいろんな広報を行います。シンポジウムを行うとか、そういうことを行っている。それから鳥取県とは一緒になりまして、秋からの山陰デスティネーションキャンペーンの準備を一緒にやっておると。

 

 それから「古事記」の世界では、関連する県とのいろんな協力、連携をやっておりまして、高天ヶ原の関連する宮崎、それから出雲神話の島根・鳥取、そして兵庫は「古事記」では最初に淡路島ができたというようなことで関連があったり、あるいは三重はスサノオノミコトの姉君である神社ですね、伊勢神宮があり、それから奈良は「古事記」そのものができたところであるとか、あるいは福井県は、これはもう神話の世界を離れますけれども、継体天皇という天皇が福井から出てこられるとかいうようなことで、県でもいろんなPRの行事を行っております。秋にも宮崎県が主催となってシンポジウムを東京で行うとか、来年の1月には今度は奈良県が主催となって行うと。奈良の県主催のシンポジウムは、ことしの1月、東京で既に、たしか5県の知事が集まりましてやってきております。いろいろ、いろんなチャネルを通じまして発信をしていきたいというふうに考えています。

 

○山陰中央新報

 最初の質問に戻りますけども、有名人でね、いわゆる芸能人と呼ばれる人で来るのは、谷村新司と浅野温子と大野豊の3名のみということでよろしいですか。

 

○溝口知事

 いや、そこはこれからも、まだ長いあれですから。

 

○山陰中央新報

 じゃあ、これ以上にだれかが来る計画があって、まだ言えない人がいるということですか。

 

○溝口知事

 大社での神話博のときですか。

 

○山陰中央新報

 ええ、神話博ですが。

 

○溝口知事

 谷村新司さんが来ていただくということは決まっていると思います。

 

○山陰中央新報

 それ以外に人は来ないということですか。

 

○溝口知事

 いや、詳細はまだ、私は細かくは聞いていませんけど。

 

○山陰中央新報

 知事おっしゃったように、他県を含めて、この1300年という、島根だけに限らず、他県でもいろんな各地、イベント等あるわけなんですが、逆に言うと、それだけ競合する地域というか、誘客という点ではライバルもふえるという状況になってくるわけでして、その中で島根に全国のお客さんに来ていただく、訴えるポイントというか、セールスポイントというと、どういったところが必要になってこようかと思われますでしょうか。

 

○溝口知事

 競合よりも相乗効果が大きいと思いますね。古代、「古事記」の世界が各地でありますから、それぞれのところでやることが、古代世界そのものに対する、あるいは日本の始まり、日本の神話、そういうものに対する関心を高めることになるだろうと思います。

 

 その中で、出雲の関係では、やはり神話の部分で3分の1ぐらい、出雲神話にかかわるものがあると。それからそういうふうに進んだ地域だったわけですね。産業、あるいは例えば力においてもですね。そういうものが荒神谷とか加茂岩倉の歴史・文化遺産として残っていますからね。そういうものを目で見ることができるというのは、これは大きな強みですね。したがって、そういうものを京都とか東京とかの国立博物館で展示をすると。それから宇豆柱もそうですね。出雲大社自身が国譲り神話の中でできていくわけでありますけども、その神社が古代においては非常に大きなものであった。そういうものを、この宇豆柱を見ますと、何となくといいますか、大体巨大なものだったなというようなことがわかりますわね。そうすると、やはりそこに高い文化、あるいは高い、強い経済力、そういうものがあったということがわかりますね。それは今の島根のイメージとは違うものでありまして、それでまた、そういうことを県外の人がお知りになると同時に、島根県の子供たちも知るということは、非常に物の見方を広くしたり、いろんないい影響があるだろうというふうに思います。

 


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