知事定例記者会見（５月２２日）

○溝口知事

　それでは、定例会見を始めます。

　最初に、私の方から３点、コメントを申し上げます。

 

　１点目は、こちらにのぼりがありますけれども、６月は環境月間であります。６月５日が環境の日ということになっております。毎年、この月間には環境保全でありますとか、最近はエネルギーの消費の抑制など、いろんな活動がこの月間に行われておるわけであります。

 

　今年は、全国で夜間、ライトアップする施設や家庭の照明の消灯を呼びかけるライトダウンジャパンというのが実施されます。そして夏至の６月２１日と七夕の７月７日の両日は夜の８時から１０時まで２時間、一斉消灯が呼びかけられることとなっております。県もクールビズでありますとか照明の消灯など、省エネに率先して取り組んでいきたいというふうに考えております。

 

　また、環境保全の方では、こちらにありますが、６月１０日に中海・宍道湖一斉清掃が行われます。両湖の沿岸５市で一斉清掃を実施しますが、開始式は、ことしは米子市の湊山公園親水護岸で行われまして、私も毎年、妻と一緒に参加をしているところであります。平井さんも多分一緒に参加されると思います。

 

　県民の皆さんには、この環境月間における環境保全の取り組みに積極的に参加をお願いしたいと思いますし、また、今年は節電、そしてまた節水など環境に優しい行動への御協力をお願いしたいというふうに思っております。

 

　２番目は、５月の連休の後になりますけども、交通事故による死亡が続きまして、５月１１日に１件、１２日に２件あり、その段階で交通死亡事故多発警報を発令をしております。県民の方に安全運転の呼びかけでありますとか警戒の強化とか、そういうことを行ってきております。５月１５日にもあり、５日間で４名の死亡者、お亡くなりになった方がおられるということであります。

 

　今年の１月から５月、最新時点までで交通事故死亡者が１６人になっています。前年比で４人増ということで、大変憂慮すべき事態であるというふうに思います。特に高齢者の被害が１６人のうち１１人でありまして、前年に対しまして６人ふえておるということであります。県としましては、交通ルールの遵守とマナーの向上を図る交通事故防止対策を実施をしております。街頭での交通の監視、あるいは広報車による広報、あるいは幹線道路に設置をされております電光掲示板による注意喚起、あるいは交通指導の取り締まりの強化などを行っておるところであります。県民の皆様にも安全運転に心がけ、また交通ルールの遵守をお願いしたいと思います。

 

　３番目は、こちらにあります県立美術館の企画展であります。６月８日から７月１６日まで、京都市美術館に所蔵されている作品でありますけれども、日本画の名品展ということで、「麗しき女性の美」という企画展を開催します。上村松園や前田青邨、土田麦僊、堂本印象、橋本明治さんなど、麗しき女性美を集めた展覧会でありますので、ぜひ県民の皆様にもご覧いただきたいと思います。