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知事定例記者会見(5月8日) 

質問事項

5.中国5県広域連合について

 

○中国新聞

 中国5県の広域連合に向けた検討会を今、順調に進んでいると思います、広域連合。検討会を昨年11月からですね。一方で、岡山の石井知事が首長連合、橋下市長がやっております首長連合に加わっておると。そのことについて動向を今どのように見てらっしゃいますか。

 

○溝口知事

 いろんな活動をいろんな立場でするということはいいことだと思いますね。

 

○中国新聞

 広域連合については国の出先機関の業務を移譲するとか、知事がいろいろ求めてることを実現しようとしているわけですけども、いつまでにできればいいか、どういう詰めを......。

 

○溝口知事

 その辺はまだ5県の中で議論が詰まっていませんね。またこれから中国5県の知事会などがありますから、そういう場でよく意見交換、相談をしていきたいというふうに思います。

 

○中国新聞

 それはどういう効果を期待されているんでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、それは難しいですね。やり方だとか、それはいろんな、どういうふうなものになるかによるでしょうね。そんなにすぐには出ないと思います。やっぱり長く時間のかかる、粘り強くやっていく課題だと思いますね。

 

○中国新聞

 ただ、いずれは必要な、そういった広域連合だと......。

 

○溝口知事

 必要でしょうが、どういうタイミングになればうまくいくかということもありますね。

 

○中国新聞

 ただ、やっぱり慎重な立場で......。

 

○溝口知事

 いや、慎重ということはありませんけども、そう、また、アイデアだけですぐ物事が進むという問題じゃないですね。やはり長年この問題は議論されているわけです。やはり国全体が、今、非常に厳しい状況にありますね。財政の問題をどうするか、社会保障の問題をどうするか、あるいは国際的にもいろんな状況が変わってきていますね。そういう問題をどう対処するかという問題の中で、この問題をどう取り扱っていくかということなんで、非常に難しい問題になっていると思いますね。

 

○毎日新聞

 知事御自身は、道州制についてはどうお考えなんでしょうか。

 

○溝口知事

 道州制の方は、いろんな道州制の案がありますから、それからどういう現実であれば実現できるかということもありますから、なかなか一概にぽんと答えられる課題じゃないですね。

 

○毎日新聞

 いろんなケースがありますけれども、道州制を行った場合、それは島根県にとってメリットはあるんでしょうか、ないんでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、それはわかりません。いろんな道州制のやり方によると思いますね。

 

○山陰中央新報

 広域連合につきましては、よく検討を進めていこうと5県知事が合意された昨年秋の宮島での知事会議ですね、あのときと比べると、国の議論は思ったより進んでこないというか、ちょっと知事はそれは予見してるような......。

 

○溝口知事

 それはやっぱり政府はいろんな課題を抱えているからですよ。

 

○山陰中央新報

 その中でまで、また6月ごろですか、中国地方知事会議あろうか思うんですが、そこでどこまで方向性というか、一致点が5県知事で見出せるかというのは、今......。

 

○溝口知事

 受け皿はやはりつくっていくべきだということでは一致してると思いますね。

 

○朝日新聞

 関連して、関西広域連合の方では、奈良県の荒井知事さんなんかは、屋上屋を架すだけであるというふうに非常に抵抗を示されているんですけども、そういう考え方についてはいかがでしょうか。

 

○溝口知事

 それも一つの考えでしょうね。

 

○朝日新聞

 やり方次第でそれはクリアできる......。

 

○溝口知事

 それは、現実の問題がまだ待ってませんからね。要するに広域連合をつくっても、それが本当に大きな影響を及ぼすような組織体になるのには相当の時間がかかるわけですから、それはいろんな状況を見ながら、また考えていくということじゃないでしょうか。

 

  今決断したら、すべてもうね、将来それでいくというようなことじゃないわけですし、まだまだ紆余曲折のある問題だというふうに私は思いますね。

 

 


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