知事定例記者会見(1月22日)
質問事項
2.島根原発関連について
○山陰中央新報
済みません。知事、先ほど原子力防災訓練の話も出ましたけど、以前にもお伺いしたんですけども、今策定した広域避難計画というのが、今後、島根原発を再稼働するに当たっての前提条件になるというふうにはお考えですか。
○溝口知事
そこは、規制委員会が安全基準をつくりますね。それで、それをどういうふうな手続で適用していくかというところが、まだそこまで議論が進んでいませんから、そこら辺を見ませんと、あなたの言われるような一般論でばくっとは言えませんね。
○山陰中央新報
それは、それでは規制委がきちんと避難計画というのをどういうふうに位置づけるかっていう......。
○溝口知事
いや、避難というか、そういうことじゃなくて、基準をどういうふうに定めて、そういう基準はすぐにできるかどうかわかりませんね。できる部分もあるでしょう。じゃあ、そういうことを一体どう考えるかという考えが出てくれば、それに対してい
ろんなところからも意見は出るでしょう。そういう中で検討していくべきものであって、一般的にそんな一言で言えるような話じゃないですね。
○山陰中央新報
だから、さっきおっしゃったように、実効性を高めていくことが重要だっていうふうにおっしゃいましたし......。
○溝口知事
実効性もいろいろあるわけですし、それからいろんな要素が、エネルギー供給がどうなのかとか、総合的に考えなきゃいかんわけでしょう。それから国民自身に与える影響がどういうことになるのか、もろもろ考えて、そういう判断の材料がまだありませんね。いずれにしても、検討チームの骨子案が出た段階ですから、その段階で今あなたがおっしゃるようなことに答えるのには、いろんなまだ判断材料が足らないと。
○山陰中央新報
足らない。その場合、住民の合意形成とかというのはどういうふうにして......。
○溝口知事
それは、住民の方もいろんなことがわかんないと何とも言えないでしょう。
○山陰中央新報
それ、知事よくおっしゃいますけど、例えば県議会であるとか専門家の方のお話も聞いたりして、知事として判断していかれる......。
○溝口知事
聞くためにはね、だから規制委員会の考えをもう少しはっきりしないと聞きようがありませんね、今の段階では。
○山陰中央新報
規制委の中で避難計画について位置づけてるという認識はあるんですか。規制委の中で避難計画というのは、決してうたわれてないとは思うんですが。
○溝口知事
やってるでしょう。今、防災計画というのはそういうものになっていくわけですね。
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