知事記者会見(4月11日)
■知事コメント
冒頭にコメントを申し上げます。
昨日、県知事選挙が終わりまして、県民の多くの皆様に御支持をいただきまして、2期目の県政を担うこととなりました。県民の皆様には何とぞよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
今回の選挙の過程で、私の考え、あるいは政策につきましても説明をさせていただきましたが、また街頭演説等の場におきまして県民の皆様からもいろいろなお話、御要望などもお聞きをし、また17日間、県内の状況などもよく見させていただいたところであります。これまでと同様に、県民の皆さんのお考え、御意見をよくお聞きし、現場をよく見まして、県政に反映をし、県民の皆様の期待に沿えますよう全力を挙げてまいりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
また、本日は3月11日の大震災からちょうど1カ月が経つところであります。多くの方がお亡くなりになり、今なお行方不明の方々も大勢おられるわけでございます。関係の皆様に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げる次第でございます。
知事選の過程でもお伝えをいたしたところでありますけれども、国難とも言うべき大変な事態であります。国を挙げて被災をされました皆様への支援、そして被災地の復旧、復興に向けて全力を挙げてまいらなければなりません。私ども島根県も県民の皆様、そして市町村等と一緒になりまして、この被災地の復旧、支援等に全力を挙げてまいる所存であります。
また、あの福島原発の問題、終了してないわけでございます。この問題につきましては、選挙の過程で今回の大変な事態をよく踏まえ、原因と対策とをよく究明をし、原子力発電のあり方、安全対策のあり方、そしてまた国全体のエネルギー政策そのものを抜本的に見直さなければならないということをお話しし、国に対しても強く申し入れていくということを申し上げてきたところであります。
また、島根原発につきましても、そして防災計画のあり方などにつきましても、国の対応はまだまだ時間がかかるでしょうから、県としてできること、中国電力がすぐに対応できることを含め、迅速に対応し、県民の皆様の安全・安心の暮らしを守るように全力で努めてまいる所存であります。
そして、この災害、大地震が今回ありましたが、島根県の中におきましても水害、台風、あるいは土砂崩れ等の自然災害があります。そしてまた、近年では口蹄疫でありますとか、あるいは鳥インフルエンザ、あるいは雪害といったような問題もあるわけでございます。県民の皆様の安心・安全の暮らしを守るように、全力を挙げなければならないというふうに考えております。
また、島根県の各地の状況を今回のように現場を見ながら、お話をお聞きしながら回りますと、少子高齢化が進み、この島根の活性化をいかにするかということが県の大きな課題であるということを改めて実感するわけでございます。選挙の過程でも申し上げてまいりましたけれども、産業の振興を行う、それによって雇用の確保を図る、いろんな取り組みを今後もしっかりとやってまいりたいと思います。
そしてまた、現実に少子高齢化が進んでいるわけでございます。高齢者の方々に対します福祉、介護等の確保、医療の確保、こういうものに対しましてもしっかりとやってまいります。
また、障がいのある方に対しましても、いろんな自立の支援なども強化していきたいということを選挙の過程でもお伝えしたところでございます。
また、次の世代を担う子供たちが健やかに育つよう、県、市町村も一生懸命になって支援しますが、やはり家庭、学校、地域社会が力を合わせて子供たちの健全育成に努められますよう、県としても必要な対応を行ってまいりたいと思っているところでございます。
また、女性の方々が男女共同参画の時代におきまして、自らの能力、個性に応じて生き生きと活躍できるような社会の実現に全力を挙げてまいります。
こうしたいろんな対策があります。そして我々が取り組むべき課題は山積をしておりますが、県庁一体となって、一丸となり、また県民の皆さんと協働しながら、豊かな島根、豊かな自然、そして古きよき文化、歴史、そしてまた温かい地域社会がある、この島根を暮らしやすい、生き生きと暮らせる社会になりますよう全力を挙げてまいる所存でございます。そのためになお一層の努力を重ねてまいる所存でございますので、何とぞ御理解のほどをお願い申し上げまして、また私の決意を申し述べさせていただきまして、選挙後の私からのコメントにさせていただきます。
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