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知事定例記者会見(11月9日)

■知事コメント

 

 最初に、私から3点、コメントを申し上げます。

 

第1点は、今後の財政の見通しであります。

 今日午前中、議会の地方分権・行財政改革調査特別委員会が開催されまして、そこに財政の見通しと今後の財政健全化の取り組みの方向性などについて公表したところであります。

 

 県の財政を取り巻く状況は、震災の影響でありますとか、あるいは円高の影響でありますとか、そうした経済情勢の先行きが不透明であるといったこと、あるいは社会保障と税の一体改革、さらに年末の国の予算編成等に依存しまして不透明な要素が多いわけであります。そこで、今回作成しました財政見通しにおきましては、国の地方財政対策などについて2つのケースを想定して推計を行っております。

 

 また、本年度の人事委員会の勧告につきましては、人勧尊重の考え方から、その内容を推計の中に反映をさせております。今後、年末に決定されます国の来年度の予算、そしてその中における地方財政対策等の状況を踏まえまして、今後の財政見通しを改めて検討した上で、職員給与の特例減額の取り扱いを含めまして、健全化の取り組みの方針などを決定していきたいと考えております。

 

 また、今後の県の財政の先行きを見ますと、先ほど申し上げましたような不透明な要素が多いわけでありまして、当分の間、そうした不透明な状況をよく見ながら対応しなければならないわけでありまして、そういうことから当面、24年度、25年度の2カ年を経過監視期間と位置づけまして、その間はやはり慎重な財政運営などに努めていくと。さらに、その状況に応じて健全化のいろんな措置を今後どうするのかもよく考えていくというような対応をするというふうに考えておるところであります。

 

 それから、2番目は、こちらにあります神在月古代文化シンポジウム、11回目になりますけども、それを今月の27日、日曜日に松江テルサホールで開催をいたします。出雲神話の成立の背景といったテーマで、関和彦さん、共立女子第二高等学校校長先生、あるいは辰巳和弘先生、元同志社大学の教授、新谷尚紀國學院大学教授、森田喜久男島根県古代文化センター専門研究員などでパネルディスカッションをやっていただくということであります。

 

 出雲神話がどのようにつくられていったのか、その背景でありますとか、そういった問題について議論を展開をしていただくと、興味深いシンポジウムになるのではないかということを期待しております。

 

 それから、3番目でありますが、これはこちらにありますトルコギキョウであります。SO八雲ホワイトと、このピンクがSO八雲小町であります。こちらは純白の八重の品種であり、あちらの八雲小町は日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2009年で優秀賞を受賞したものであります。夏ぐらいから秋、年末にかけまして出荷されておりますけども、島根県の、SOというのは島根オリジナルということでありまして、島根が開発をした新品種として愛好されているものであります。

 

 トルコギキョウは、島根県の農産物の中でも順調に生産が伸びておる品目であります。10年前と比べまして、生産者、金額ともに2倍ぐらいになっております。生産者の数は今101名でありまして、平成12年と比べると2倍ということであります。金額も1億1,000万円であります。面積は576アール、平成12年比で1.6倍ぐらいになっております。東京、大阪、広島などの県外市場からの評価も年々高まっておりまして、期待をされておるわけであります。

 

 冒頭のコメントは以上であります。

 


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