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知事定例記者会見(9月6日) 

質問事項

3.自然エネルギーの活用について

 

○山陰中央新報

 メガソーラーの件についてなんですけど、鳥取県では島根県と同じように市町村にヒアリングをして、可能なところについてマッチングに動くような動きがありますが、島根県はその後、可能な土地の情報を聞いたはいいんですけど、まだ民有地だったり、熟度が全然高まってないと思うんですけど、その後、この件に関しては、今どのような方向で進めようとされているんですか。

 

○溝口知事

 国の再生エネルギー法案も通りましたから、その枠組みの中でいろんなことができるようになるわけでありまして、県としても市町村、あるいは民間の方々に対して新しい国の仕組みなどの周知、啓発、そういうことをして、それから市町村等に対しましては、メガソーラーなんかですと広大な土地が要りますから、そういうものの確保といったことをさらに進めていくと、こういうことです。

 

○山陰中央新報

 出雲のグリーンステップが一番、グリーンステップですね、あれが現実的であるというふうにお考えでしょうか。それぞれ出してきた土地も、まだ濃淡があるとあると思うんですけど、そこはまだ御判断をなさる考えはないですか。

 

○溝口知事

 それはやはり新しい仕組みの中で、日照時間とか、いろんな立地に伴う問題もありますから、そういうものをよくチェックをしたり、それから巨額の資金がかかりますから、相当のリスクがあるわけでありまして、そういうものをどういうふうにしたら採算がとれるかとか、そういう勉強も実態に即してやりませんと進まないと思います。

 

○山陰中央新報

 一つやっぱりその辺の県の意識というのは、地域間競争の様相を帯びていると思うんですが、余りそのような意識はないですか。

 

○溝口知事

 自然エネルギーの活用というのは、今後も長く長く続く問題でありますから、一秒一刻を争うわけじゃありませんで、しっかりしたプロジェクトが成り立つような条件整備だとか、その可能性だとか、よく追求してやっていく必要があろうと思います。

 

 風力なども、なかなか計画どおりの稼働というのが難しかったりしますから、そういう分析、究明をしたり、いろんなことをやっぱり準備をしないといかんと思います。そういう研究なども、県としてもよくやっていきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 風力発電については、きょう公営企業の決算審査の中で設備利用率が目標に達しなかったという指摘がありましたが......。

 

○溝口知事

 そうですね。

 

○山陰中央新報

 それは、向上について何か県として策というのは、打ち出せるものなんでしょうか。

 

○溝口知事

 大きな原因は、風の量と方向がやっぱり安定をするといいますか、そういうことが大事ですし、それから落雷によるいろんな故障なんかもありますから、そういうものの対応、そういうものも場所なんかにも影響を受けてるでしょうね。だから、そういう、現在行われているものの弱点だとか、そういう勉強などもよくしてやらないといけませんね。一つのリスクのある事業でありますから、やればいいというもんじゃないわけでありまして、そういうことをよく準備をしながらやっていきたいと。

 

○山陰中央新報

 それで、今建てたところは間違いでしたって言うだけではなくて、今あるところでどうするかという......。

 

○溝口知事

 どういうところにしなきゃいけないのかといったような問題もよく勉強しなきゃいかんと思います。

 

○山陰中央新報

 それは今後建てるものであって、今建ってるものの設備利用率をどう上げるかというのは。

 

○溝口知事

 それは、一つはやはり機械の故障がないような対応をやりませんといけませんね。それは機械をつくっているところとよく相談をしながらやっているわけですけども、そういうことを進めなきゃいかんでしょう。

 

 それから、大きい機械は日本国内というよりも海外でつくられて、それを輸入しているものがかなりあるわけでして、そういう海外から来る機材等について、日本の中でやる場合の問題点はないのかとか、経験の、全国的にもそういうことをやっぱり国としてもやってもらいたいと思いますし、我々としても県内で稼働が上がるための方策を研究するとともに、不具合が生じないような条件などもよく研究していかないといかんというふうに思います。

 


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