知事定例記者会見(8月8日)
質問事項
3.竹島問題について
○山陰中央新報
竹島問題についてお伺いしたいと思います。
自民党の国会議員が8月1日に鬱陵島に渡ろうとして、韓国の国内法ではありますが、入国禁止という措置になりました。知事、この一件についての入国禁止になったこと自体のお考えについては、当日の談話では留保されてましたが、改めて今、韓国側が合法的に入ろうとした日本の国会議員に対して入国禁止措置をしたことについては、改めて今、どのようにお考えであるかというのをちょっと改めてお聞かせ願えますか。
○溝口知事
やはり日韓間で立場の違いがありますから、それぞれ政治的な状況に応じて、それぞれの政府が対応しなければいけないということがありますけども、やはり日韓の関係、大事な関係でありますから、やはり竹島問題といったような重要な問題について、両国が冷静に話し合えるような環境を早く築くということが大事じゃないかというふうに思います。
○山陰中央新報
今後、国会議員もさることながら、その前に島根県の竹島問題研究会の座長をしてらっしゃる下條拓殖大学教授が、座長という立場ではなかったですが、同様の理由で入国禁止措置となりまして、これは島根県のいわゆる竹島研究においても今後、そういう目的で入ろうとしたときに入国禁止に遭うんではないかという、ちょっと危惧もあるかと思いますが、その辺の影響への懸念というのはお持ちでないか、その辺の見解はどうでしょうか。
○溝口知事
基本的な問題はもちろんありますけれども、やはり竹島問題について両国がいろんな立場はあるにしても、冷静に話し合えるような環境を築くような、やっぱり双方が努力をすべきじゃないかというふうに思います。
○山陰中央新報
冷静に話し合える環境というのは、こちらが何も暴力的ではなくて研究という許された、法的に問題のない学術的な目的でやる場合も、これは相手も受け入れるべきである、受け入れるということが冷静な話し合いとイコールだと思うんですけど、そういう意味でおっしゃってるというふうにとらえてよろしいんですか。
○溝口知事
いろんなことを含めて、やはりそれぞれが、それは立場は違うけども、いろんな研究をしたりするということは必要なことですから、そういうことに影響が出ないようにしてほしいと思いますね。
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