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知事定例記者会見(8月8日) 

質問事項

2.子ども手当廃止について

 

○日本海テレビ

 国の方といいますか、政局も背景にもちろんあるんですが、育児で子ども手当ですね、大きく児童手当という形で子供さんを育てられる方に島根県も育児とか、かなり力を入れられとるんですけども、この育てられる方にとっては右往左往させられる、ちょっと今厳しい中で、当てにされた方も多いと思うんですが、今回の子ども手当の、まず動きそのものですね、どう見られるかということと、県内の育児されてる方もたくさんおられる中で、県内への影響、その2点教えてください。

 

○溝口知事

 それは、国の育児の分野での政策をどういう形でやった方がいいかという問題と、それから国の財政全体が厳しい状況にあるわけですね。そういう中でどういう選択をするかということで、与野党間の政策の違いのかなりあるところで重要な分野だったということだと思います。したがいまして、与野党間ではいろんな問題が俎上に上がって検討されてるわけですね。

 

しかもそういう問題が与野党間の協力をどのように持っていくかということに大きな影響を及ぼす課題であったということで、今の時点でなされておると。話し合いの結果、与野党間でいろんな違いがあるけども、まとまるものとしてはこうだというふうな形で現在の案が出てきておるというふうに理解をします。

 

 したがいまして、それはそういう大きな流れの中で出てきてる問題でありますから、いずれにしてもそういう問題が政党間で決められても、またいいかどうかというのは、また国民の判断ですね。それは選挙でありますとか、いろんなところで問われるということになるものだというふうに理解をしております。

 

○日本海テレビ

 知事御自身としては、国全体というのは、もちろん47都道府県の一つの県として結構県民が、国民や県民が振り回されてる格好というところもあると思うんですけども、そういうことはあんまりお感じになりませんか。

 

○溝口知事

 それは、そういう面はありますね。ただ、もともとそういう論議のある政策だったということじゃないでしょうか。

 

○日本海テレビ

 ただ、与党である民主党は......。

 

○溝口知事

 与野党間でもそうですし、与党間でもいろいろあったということじゃないですか。

 

○日本海テレビ

 特に与党である民主党はね、大きな目玉としてここに掲げたものを今回、それをおさめた格好についてはどう......。

 

○溝口知事

 それは、さっき申し上げた国全体の経済政策なり、あるいは財政をどうするかということと絡んでおりますから、そういう大きな文脈の中でそういう選択をされたと、政治的な選択を政党としてされたということじゃないですか。それはそれで政治のプロセスですから、それはやむを得ないわけでありますが、また、そういうものをどう評価するというのは、また別の話ですね。

 

○日本海テレビ

 影響って変ですけど、県内の方々にその辺ちょっと、また県としてもいろいろまたフォローも必要というか、また対応もしないといけんですが、それについて、最後教えてください。

 

○溝口知事

 それは、政治がそういうふうに、そういう大事な問題について年度の途中とか、あるいは先行きの見通しが大きく変わるようなことは望ましいことじゃありません。やはり人々の生活に影響するわけでありますから、そういうものはやっぱり安定的なものでなければいけないと、予見が可能でなければいけないと思います。だから、そういうことができなかったということは、やはり一定の、それぞれの政治の中の問題でしょうが、それぞれやっぱり一定の責任があるということですよ。

 


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