知事定例記者会見(5月26日)
質問事項
2.竹島問題について
○山陰中央テレビ
韓国の国会議員の方が北方領土の方へ上陸された件で、それについてどう考えられるかということと、あと、竹島問題を島根県は抱えているわけですが、どう思われるかというところと、あと、竹島問題に何かしら影響があるかというところをちょっとお伺いしたいんです。
○溝口知事
やはり竹島問題について、必要な韓国側の行動等に対する問題については、政府がきちっと対応してもらいたいと思います。我々はそのことはその都度言っておりますし、また、来月の初めには重点要望なんかで国に行きますから、その際に竹島の問題なんかもお願いを、要請することになっていますが、そういう過程の中でもきちっとした国の対応を求めていきたいと思います。
いずれにしても、竹島の問題は領土に関する問題なんですね。日韓の両国の間で見解が違っておる事態がずっと続いているわけですね。その事態を直していく、そのためには両国間で外交交渉をするほかないんですね。国際司法裁判所でしたか、そこは両方の国が出ていかないとそういうことはできませんから、やはり両国間で話をしていかなければいけない。だから、その話をするための努力を国においてはやってもらいたいということでありますし、また、日本側がこの問題について韓国にいろいろ申し入れをする際にも、国民全体がこの問題を理解をしていただくということが大事ですから、国におきましては竹島問題についての啓発等を国内においてもちゃんとやってもらいたいし、国際的にもやってもらいたいと、こういうことであります。
○山陰中央テレビ
今回のことで、例えばですけど、さらに韓国の何か実効支配が進むというか、何かそういう影響があるというふうには......。
○溝口知事
結局一番大事なことは、両国間で竹島問題を話すような事態をつくっていかなきゃいかんわけですよ。それは国内において、やっぱり国民の皆さんのこの問題に対する理解が高まるということも大事ですね。国際世論に理解を求めるということも大事です。それから韓国側に対しては、この問題に対して日本側の考えをやはりきちっと伝えていくということが大事だというふうに思います。
○共同通信
竹島のことについて1点確認なんですけども、きのうも韓国政府の閣僚が竹島を訪問したことが明らかになったんですが、そのことも含めて今後、国の方に外交交渉を進めるように要望していくということでよろしいんでしょうか。
○溝口知事
そうですね、一般論でいいますと。やはり領土問題についての日本の主張を韓国側にきちっと伝えるというのは国のいわば責務ですから、そういうことをきちっとやってもらいたいと。ただ、それだけじゃだめなわけですね。それだけでは解決しないわけでありまして、やはり日韓間で領土についての、竹島についての交渉をきちっとなされるように、それを一体どう進めるかということをやっぱり国はよく考えてやってもらわないといけません。
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