知事記者会見(4月11日)
質問事項
3.今後の県政運営について
○NHK
今後4年間の県政を担うことになったわけですけれども、最も力を入れていくというか、どのような課題があって、それにどのように取り組んでいこうというふうに思っていらっしゃいますか。
○溝口知事
やはり一つは県民の皆さんの安全・安心な暮らしを守っていくように努力すると。それからやはり少子高齢化の問題ですね、それに対処する。それは産業の振興であり雇用の確保であり、その中には農業、観光、物づくり、いろいろありますね、そういうことをやっていく。高齢化が進んでいますから、介護、福祉等々の対応を行っていく。そして子供の健全育成に努めていく。それから女性の方々の働きやすい、活躍しやすい社会にするように努力すると、そういうことを総合的にやりまして、住みやすい島根を築くように全力を挙げていくということです。
○中国新聞
今いろいろテーマ挙げていただいたんですが、この2期目のスタートダッシュの1年とか半年のスパンで、まずこれをやりたいということはございませんか。
○溝口知事
やっぱり今の安全・安心ですね、これはできるところからどんどんやらなきゃいけません。それから産業振興、雇用の確保、これは粘り強くやっていく必要があります。そういうふうに考えています。
○山陰中央新報
10何日間の選挙戦でいろんなところに出向いていろんな声を聞いたと思うんですけど、職員の方にもあいさつされてたんですけど、特に印象に残っている声というのはどういった声ですか。
○溝口知事
やはり安全な暮らしとか、そういうのをお願いしますねというようなとき、握手したりするときに声をかけられたりします。
○山陰中央新報
やっぱり原発関連が一番多かったですか。
○溝口知事
原発に限らず、いろんなことですけれどもね。
それから、一緒に地元の議員さんなんかと車に乗ったりしますね。そういうところで、ここではこういう問題がありますとか、いろんなことも車中でお聞きをしたりすることもあります。あるいは昼食を地元の議員の人などとやることもありますから、そういうときにお話をお伺いすることもあります。
○新日本海新聞
正直なところで伺いたいんですけれども、やはり住民の方ではそういった景気対策などを望む声が強いんじゃないかと思うんですが、今まで出てきましたその原発の安全対策などと比べて、どちらの方の声を多く聞いたとお感じですか。
○溝口知事
両方ですね、それは。
○新日本海新聞
やはりそれは同じぐらい聞いたということですか。
○溝口知事
そうですね。
例えば現実の問題としては観光などに大きな影響が出ていますね。そういうものをしっかりやってもらいたいとか、あるいは産業振興を行うということになると、やっぱり人、物の交通ですね、そういうものをちゃんとやってもらいたいとか、あるいは高齢者が多い地域などの問題がありますし、農業なんかもそうですね。中山間地域などにおきましては、地域の実情に合った農業の支援、あるいは所得補償制度の実施をやってほしいといったようなことは、地元の応援弁士の方なんかからもおっしゃいますね。いろんな局面でいろんな御意見をお聞きをすると。私が話すことだけじゃなくて、地元からお聞きをするということも半分近くあるというふうに感じます。
○中国新聞
改めてTPPの問題については、知事はどういうふうな立場で。
○溝口知事
それは、日本の農業は食糧の供給、安全・安心の食材の提供ということで大きな役割を果たしています。TPPが導入されますと、それによって大きな影響が出てきますから、国にはちゃんとした対策をとるように申し入れているということをよく説明しております。
○中国新聞
対策といいますと。
○溝口知事
日本の農業を守る対策ですね。
○中国新聞
そのものに反対ということではないわけですね。
○溝口知事
そのものよりも、対策をちゃんととってもらいたいと。
○山陰中央新報
きょう早速登庁されてから幹部の方を集められて会議を指示されたと聞いたんですけど、どういった指示を出されて、もしくは報告を受けられたりしたんでしょうか。
○溝口知事
幹部会は新体制の初めての会合ですから、むしろ新しい部長さんたちから、もう既に勉強していますから、こういう問題に取り組んでいきたいとかいう説明があります。それに対して私がサジェスチョンをするとか。それから今の原発の問題を危機管理監が全幹部に説明したり、あるいは被災地の支援などについて政策企画局長が説明したり、それに対して我々の方からも意見を言うとか、あるいは商工労働部長が今言ったような経済的な影響ですね、そういうものが出てきておって、どういう対応を今考えているとか、そういうことがあって、あるいは中山間地域問題なんかになりますと、過疎対策、いろんなことが出てきますから、そういう対応を今、地域振興部の方で考えていると。私もどんどんやってほしいと、そういうやりとりがありました。
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