知事定例記者会見(2月15日)
質問事項
2.竹島の日について
○TSK
竹島の日についてお伺いしたいんですが、7回目の竹島の日を前にということで、これまで6回やってきたわけですけれども、竹島の日を制定して、それで2月22日を竹島の日として式典等々を開いてきたことで、過去6回やってきたわけですけど、その手ごたえ、成果って、正直、何か感じておられませんか。
○溝口知事
成果は、例えば教科書における取り扱いですね、小・中学校、高校等、教え方ですね。教科書そのものというよりも、教科書の活用の仕方についていろんな基準とかありますけれども、そういう中に、児童生徒に対して竹島問題という領土問題があるということをしっかり教えていきましょうということは入ってきましたね。
それはやはり竹島の日ができ、島根県議会、あるいは隠岐の島町、あるいは全国のそういう領土に関心の強い方々、あるいは国会の方々、あるいは関係の政府の機関などによってそういう進展があったわけですね。それは今までにない進展ですね。
そういうものに対して韓国の方で反発の動きも出ているという面もあるわけでありますが、日本国内ではそういう一定の進展があると思います。進展がないのは、政府において、まだ北方領土のように窓口としての組織がない。それから外交交渉で解決をしていかなきゃいかんのですけども、それはまだできませんね。
それは韓国が外交交渉の場に臨みませんから。それから進展ということですと、広報などは若干進みましたね。外務省も竹島の領土としてのいろんな日本政府の考えを外国語にして広報するとか、外に向けてもやるようになりましたね。それはやはり竹島の日を核としたいろんな活動がそういう変化をもたらしたというふうに思います。
○TSK
一方で、抜本的な解決に向けては外交の問題というのが、そういうことになってくると思うんですけれども、韓国が外交のテーブルに乗りませんからというお話もあったんですが、日本政府の外交への動きですね、これまでも求めてこられたと思うんですけれども、たまたまなんですが、先週、亀井亜紀子参議院議員が政府としても竹島の日を制定してはどうかというお話をされたときに、その答弁書が返ってきてまして、政府としてその考えはありませんというあっさりとした文章で返ってきたわけなんですけれども、この国の外交に臨む姿勢ですね、これまでも訴えてこられておりますが、そこへの評価はいかがですか。
○溝口知事
国の方も、ごく最近では外務大臣が外交演説で竹島問題に触れておられますね。こういうものは過去になかったことじゃないですか。ただ、外交問題、竹島の問題の方は韓国の方でそういう外交交渉をすべき問題であるという認識でないですから、外交交渉を呼びかけてもできないわけですね。あるいは国際司法裁判所に訴えても、韓国側が了解しないと国際裁判もできませんから、そういう意味で、今のところ外交交渉の糸口がないと。問題は、そういうものを一体どうしたらいいかということですね。
○TSK
国の動きは変わってきてると思われますか。
○溝口知事
さっき申し上げたような若干の変化はあるんじゃないですか。それから広報を外務省が以前よりもしっかりやられるようになったというのも変化の一つですね。
○山陰中央新報
関連で、いただいた資料に政府からの出欠の回答はいまだなしというふうに書いてありますが、ちょっと改めてこの場で出席を、出席を呼びかけられているというお立場であると思うので、重ねてになりますが、一言、政府の方の出席というのは何としても必要欠くべからざるとはお考えになっていると思いますが、改めてちょっと政府の方に......。
○溝口知事
政府の対応をよろしくお願いしたいと思います。
○山陰中央新報
対応をよろしくいうことは、出席をよろしくお願いしますということでよろしいですか。
○溝口知事
まあ出席でどうこうというよりも、大きな問題ですね、外交をどういうふうに進めていくかとか......。
○山陰中央新報
確認で、これ出席してほしいという案内はしている......。
○溝口知事
していると思います。
○山陰中央新報
している。で、今、回答はないということなんですが、対応してほしいというのは、細かいことを言うようであれですが、出席をして、ぜひ出席をしていただきたいということでよろしいでしょうか。
○溝口知事
各政党からも出ておられますしね、政府に対しても引き続きやっていきたいと思います。
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