7月(第2回)定例記者会見(7月29日)
質問事項
8.今後の消費税のあり方に対する知事の所見について
○山陰中央新報
先ほど参院選でも消費税が争点になったとおっしゃいましたけども、知事の消費税に対する、今後のあり方も含めて、議論が必要かというのも含めて、お考え方というのを。
○溝口知事
一つは、国民の方々が理解をするといいますか、それがやっぱり一番大事なことですよね。アイデアを出すのは簡単なことなんですけども、それを実行に至るためには、やはり国民の方々、多くの方々が理解をする、しかしなかなか税金が上がるわけですから難しい課題ですよ。だから、そこをどうするかということが一番大きな問題じゃないかと思いますね。
それからもう一つは、国民の理解を得ることとも関連をしますけども、やはり経済とかがある程度安定するとか、しているとか、あるいはする方向に動いているとか、そういうことがないと、なかなか理解も得にくいだろうと思いますね、不安ですから。
それから、そのためには、そういうことをやる政権が安定していないとできませんね。そういうものに対する、政治に対する国民のやはり信頼というものも非常に大きな要素ですね。
それから、そういう意味で、こういう大きな問題ですが、今度はそれとは別の観点としては、日本の経済、財政そのものからいえば、それは今のような状況をずうっと続けるわけにはいかないというのも、これ事実ですよね。だから、その橋渡しをどういうふうにするかということですね。そこをちゃんとやらないと進みませんね。
○山陰中央新報
今、自民党も民主党も消費税の議論は必要だろうということになってますけども、知事としてもそういう議論は......。
○溝口知事
議論というよりも、議論は実態からすれば、今の状況をずうっと続けるわけにはいかないというのも、これはそういう財政だとか経済だとかの観点から見ればそうでしょうからね。
しかし、そうであるからこれが必要だということについて大きなサポートがなきゃ、それまたできないわけですよ。2つ大きな問題がある。だけど、こっちの問題の方が大きな問題ですね。だから議論をするというよりも、どうやってそういうことについて理解を得ることができるかと、得るために何をしたらいいか、それはやっぱり政治が信頼されるものでなきゃだめですよ。
○山陰中央新報
仮に上げるといったようなことになったときに、地方財政だとかという観点からいくと、どういう消費税のあり方というのが求められるでしょうか。
○溝口知事
そこら辺は後の問題ですね。
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