7月(第1回)定例記者会見(7月5日)
質問事項
4. 高速道路の無料化社会実験について
○中国新聞
高速道路の無料化の社会実験が始まって1週間程度たったわけですけども、事前に賛否いろいろありましたけども、ここまで交通量が増えている状況等を見て、知事は現在どういうふうな御感想をお持ちでしょうか。
○溝口知事
県内の状況を見ますと、かなり走行台数は増えていますね。全国的にも高いところにあると。他方で、特定の時間帯に若干混んだりするというような話も聞きますが、全体としてはスムーズに進んでいるんではないかというふうな見方を、県の関係部局では持っております。
それから、職員などにアンケート調査をしたりしますと、通勤時間がやっぱり短くなったという人も多いようですね。そういう面では効果があると思います。
しかし、全国どうするかということになりますと、そのための財源も要しますし、それは高速道路の利用と、それからまだ整備の遅れたところの財源をどう確保するかという問題とも絡みますから、そういう大きな枠組みの中で検討していく必要があるんではないかというふうに考えております。
○中国新聞
島根県内だけに限って、来年3月まででしたか、社会実験だけに限っていうとメリットの方が大きいというお考えですか。
○溝口知事
今のところ利用台数が増えておると。比較的スムーズにいっているということでは一定の効果があるというふうに思いますけど、これからいろんなシーズンにもよるでしょうし、そこら辺をよく見て考えていく必要があるというふうに思います。
○山陰中央新報
関連ですが、この実験がよかったかそうでないかは、高速道路の今後の整備の財源の確保も含めて、総合的に見ないと判断できないということでしょうか。
○溝口知事
そうでしょうね。それは、まだ地方部の比較的走行台数が増えても影響が比較的少ないようなところが多いわけじゃないですか。大都市部の走行がもう相当あるところをさらにしますと、今度は混雑するというような問題もあるかもしれませんしね。そういう問題も含め、総合的に政府においてよく議論をされ、国政の場でよく議論をして決めていく必要があるんじゃないかというふうに思います。
○NHK
関連して、要するにただで走れるメリットと、財源不足になって、まだ山陰道とか整備され終わっていない、滞るデメリットと、仮にそういうものがあるんだったらいろいろ単純には考えられないと、そういうことなんでしょうか。
○溝口知事
そういう面がありますね。それから全国的に見ると、混雑するようなところをどうするかという問題もありますしね。それはそういうところの影響がどうなるかというようなことも全体を見ないと、なかなか全体的な方向というのは定めにくいんじゃないかと想像します。
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