5月(第2回)定例記者会見(5月25日)
■知事コメント
最初に私から3点ほどコメントをしまして、それから質疑に入ります。
1点目は、口蹄疫の関係ですね。
宮崎県で発生しております口蹄疫につきましては、その後も感染の拡大があるわけでありまして、政府は5月17日に口蹄疫対策本部を設置をして、総力を挙げて対策に取り組んでいるという状況でありますが、島根県におきましても発生の予防と畜産農家への支援のため、次のような対策を行っております。
第1は畜産農家への消毒剤の配布と予防措置ですね。例えば成牛の市場の中止でありますとか、あるいはいろんなところで牛等々に一般の人が近づかないとか、接触を避けるような予防措置をいろいろやっておるということであります。
第2は、県内5カ所の農林振興センター、家畜衛生部及び県庁の農林水産部に相談の窓口を設置をしておりまして、いろんな動きがありますと、そこに連絡が入ってくるように体制の強化をしておるということです。
それから、第3は家畜の市場の閉鎖などがあって出荷ができないとか、そういう問題もありますので、畜産農家に向けまして新たな融資制度を設けまして、当面の資金繰り等の対策に支援をしていくということをやっております。
引き続き今後の発生状況をよく注視しまして、状況に応じまして機動的な対応をとっていきたいと考えておるところであります。
なお、口蹄疫自体は人に感染をするということはないわけでありまして、また感染した牛、豚などの肉や牛乳が市場に出回るということはありませんので、県民の皆様には安心をして食べていただけるということであります。
また、県としましては、今後も県のホームページなどを通じまして正確な情報を提供していくということであります。
2点目は、こちらにポスターが表示してありますが、第58回全国ろうあ者大会が松江市におきまして6月2日から6日までの間、開催をされます。このろうあ者全国大会の島根県での開催は初めてであります。県内外から2,000名程度と予測をされておりますが、聴覚障がいをお持ちの方、それを手助けをされる手話通訳の方、あるいは介助の方々が大会に参加をされる予定であります。
障がいのある方々がそれぞれの地域におきまして安定して自立した生活を営むことができると、そういう社会をつくるということが今、我々に求められておるわけでありまして、このため障がい者の方々との交流をこういう大会などでしていただくことによりまして、県民の一人一人の方が障がいについて正しい理解を持っていただくと。それから誰もが暮らしやすい地域にするために、自分が何ができるかというようなことを考えるきっかけになると。あるいは考えたことを行動に移すというようなことが必要だろうというふうに思っております。この大会を一つの契機としまして、健常者と障がい者がともに暮らす福祉社会の実現に向けた活動につながっていくことを期待をしているわけであります。
3点目は、こちらに2つポスターがありますが、一つは映画「RAILWAYS」が公開をされました。22日から鳥取、島根両県の映画館で、6つだと聞いていますが、公開をされている。それから今週の土曜、29日からは全国の映画館で上映をされることとなります。私も試写会で既に見させていただいておりますが、豊かな自然の中に、非常に古雅なと言っていいかと思うんですけれども、オレンジ色のデハニが走る。美しい田園風景と非常にマッチした世界が描かれておるわけであります。
多くの皆さんが映画館に足をお運びいただくことを願っております。
もう一つは、その映画と関連するわけでありますが、左のポスターですけども、出雲大社のそばにあります県立古代出雲歴史博物館におきまして特別展「BATADEN」が今行われておりまして、7月4日まで開催の予定です。ここには映画にも登場します日本最古級の電車、デハニ50の関連資料や過去の歴史でありますとか、そういうものが展示をされておるわけであります。
この特別展には、これまでも多くの人が御来場いただいておりまして、本日、来場者が1万人を達成したというふうに聞いております。4月23日から1カ月ぐらいで1万人に達したと、こういうことであります。まだご覧になっていない方は、ぜひご覧いただければと思います。
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