4月(第1回)定例記者会見(4月9日)
質問事項
3.竹島に関する岡田外務大臣の発言について
○時事通信
7日に衆(議)院の外務委員会で岡田外相が韓国の竹島の実効支配について不法占拠という言葉を使わなかったんですが、知事自体は、竹島、韓国に実効支配されていることについて、認識としては不法占拠という認識をお持ちなんでしょうか。
○溝口知事
外務省自身も、そこは公式に言っていますから、そこは変わりないと思いますよ。それから公開したいろんなパンフレットとかについても同様な立場でやっていますから、政府の立場は変わっていないと思います。
○時事通信
知事自身も、それは不法占拠だと思われますか。
○溝口知事
我々の方は、そういうことを言っているわけですね。
○時事通信
そうすると、岡田外相がそういう言葉を使わないと、不必要な摩擦を招かないように使わないというふうに言ったんですが、そのことは(どう考えられますか)。
○溝口知事
そこは、そういう法律的なことは別に、法律論、いろんなあれからしますと、いずれにしても問題を解決するためには両者が話し合うことにならなきゃいけないという関連でおっしゃっているのかどうかですね。私もやりとりの詳細は知りませんが、法律論、あるいはいろんな経緯論という問題がありますね。それはそういう問題として我々も主張しなければいけないですが、いずれにしても、韓国の考えと日本の考えとは違うわけですね。だから、その考えの違いを調整するようなことをしないと解決にならんわけですから、解決するためにどうしたらいいかという問題は、また別途あるということですね。
○時事通信
この言葉を使わないということに理解は示されるんですか。
○溝口知事
いやいや、そんなことを申し上げているわけじゃなくて、いずれにしても外交交渉で問題を解決しなければいけないということであります。
○時事通信
(不法占拠という言葉を)使って、きちんと日本としての立場を外務大臣として示してほしいという思いがあるのかどうかというところは(どうですか)。
○溝口知事
それはどういう文脈でそういう議論がなされているかということをちょっと私も承知していませんから、今は推測で言っているだけの話ですが、法律論、竹島の領有権の問題ということになれば、日本の領土であるということでありまして、それについて今の状況を見ると、韓国側がそういう権利を侵害しているわけでしょう。それは一つある。しかし、その問題を解決するためには、韓国側と日本側は考えが違うわけですから、国家間の領土問題は国家間の問題ですから、何らかの形で両国政府が話をする、外交交渉する、その努力もしなければいけないという両方あるということですね。
○時事通信
県としてこういう要望があるという、県としての考え方をお伺いしたいんですけども。
○溝口知事
県としては、竹島は日本に領有権がある、日本の領土ですから、そういう主張はきちっとやっていかなければいけませ。他方で、問題を解決するためには外交交渉を早くやってほしいと、この2点だろうと思いますね。
※( )内は、広聴広報課が書き足した部分です。
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