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3月(第1回)定例記者会見(3月3日) 

質問事項

2.竹島問題について

 

○時事通信

 竹島問題について、もし今答えがおありならお伺いしたいんですが。転籍についてですね。

 

○溝口知事

 それは、あなたから前に質問をいただいていますけれども、今どうこうするという考え方はありません。そういう考え方があるということは頭の中へ入れておきますけれども、そういう状況です。

 

○時事通信

 現時点ではそういう考えはないということ、そういう考えもあるのを頭に入れておくけれども、現時点ではそういうことはしないと。

 

○溝口知事

 はい。

 

○時事通信

 あともう1問。そういうことをされるのは、政府に訴えかける一つの活動と前回おっしゃっていて、知事も常々竹島問題に関しては政府に訴えかけることが必要とおっしゃっていたと思うんですが、その2つ......。

 

○溝口知事

 そういう方もおられますから、一つの考え方でしょうが、やはり大事なことは、政府間で交渉をするようにする、そういうふうに持っていかなきゃいかんわけですね。それがないと最終的な解決には至らないわけで、やはり地道な努力を続けていく、そのためにそれぞれの方々がそれぞれの考えでいろんなことをやられるということはいいことだと思いますけれども、私自身としては、そういうことを今するという考えはないと。しかし、そういう考え方をお持ちであるという方がおられて、そういうことも一つの方法であるということはよく頭に入れておきましょうと、こういうことですね。

 

○新日本海新聞

 関連して、以前、島根県から国政選挙に出られた方で、たしか竹島に本籍を移された方もいらっしゃったかと記憶してるんですが、そうした一種パフォーマンスといいましょうか、そういったことについて、知事御自身はどういうふうにとらえてらっしゃるのかなと。

 

○溝口知事

 今の国会議員の方は私、ちょっと承知しておりませんけど、それは一つの考え方でしょうね。本籍はどこにでもできるんですね。一つのそういうものでありますから、ほかでもいろいろな、こういう竹島問題に限らず、いろんな特定のところをされる方はたくさんおられますよね。この竹島問題につきましては、やはり竹島問題の正しい理解を進めるとか、あるいは政府がそういう啓発をやっていくとか、あるいはそういう、我々でいいますとそういう経過をよく研究して客観的に示していくとか、あるいはそういういろいろな資料を集めて展示をするとか、そういう客観的な事実とか、そういうものをやはり重点に置いてやっていくということが必要だろうというふうに私は考えております。

 

○時事通信

 そういう考えもあるということを心にとどめていくというようなことをおっしゃったんですが、それは、じゃあ一つの選択肢として全く考えないわけでもなく、それは......。

 

○溝口知事

 私は今は考えていませんということを申し上げているわけで、いろんな方がいろんな考えでおやりになることは、それはやはり訴えていこうという一つの考え方でおやりになっておられるわけでありましてね。

 

○共同通信

 そういうやり方、本籍を移すという、そういう方がいっぱいいらっしゃって、そういうやり方というのは、竹島問題の解決に向けて効果的だと考えてらっしゃるのか。

 

○溝口知事

 そこは、いろんな影響があるでしょうね。韓国の人との関係、あるいはほかの人との関係。やっぱり大事なことは、客観的な事実に基づいて冷静な話をしていくと。そのためにやはり政府間で交渉を行わないといけませんね。だから、そのためには政府を動かさなきゃいかんということはありますけれども、政府自身も客観的な事実に基づいて広報とかもやっておりますね。やっぱりそういうことを進めるということが我々としては大事なことだと。それを県はずっとやってきているわけです。

 

○新日本海新聞

 それは、裏返すと、やはり政治家としてはそういった行動は余りふさわしくないというふうにも聞こえますが......。

 

○溝口知事

 いや、そういう点については格別、今考えているわけじゃありません。それぞれの人がやっぱり考えることでしょうね。

 

○時事通信

 実際に増えていることは望ましいと思われますか。普通の人の、普通の一般の方が本籍を転籍していることに関しては、望ましいと思われますか。

 

○溝口知事

 そこら辺は、私が今コメントすべきではないでしょうね。それぞれの方がやはりそれぞれの考えでやられますが、私としては、やはり領土問題というのは見解の違う両国の間でやはり客観的な事実に基づいて議論をし、解決に導くようにしませんと、最終的な解決がないわけですから。

 

○時事通信

 政府に、じゃあお任せすると。

 

○溝口知事

 いや、政府でやらないといけないわけですね。

 

 

 

 

 

 


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