2月(第2回)定例記者会見(2月17日)
質問事項
4.高速道路の無料化及び整備について
○新日本海新聞
高速道路に関係して伺いたいんですけども、先日、無料化実験、米子−落合間も来年度から延長ということになりまして、古事記1300年事業、大型キャンペーンを控えたりして、島根県にとっては追い風なのかなというふうに思うんですが、そのあたり、知事はどのように受けとめていらっしゃいますか。
○溝口知事
そうですね、やはり大都市圏との時間的な距離が遠いというのが発展に大きく影響したわけでありますから、その一つが観光でありますけども、そういう意味では大きなインパクトがあり得るだろうなと、よい方向にですね、そういうことを期待しています。
○新日本海新聞
それで、その一方で通行量が増えたり、それからこの冬の大雪ですとか災害などを考えると、一部区間、まだ2車線の対面通行ということで、非常に通行上も問題がある箇所も多いかと思うんですが、そのあたり、例えば4車線化の要望を今後強めていくとか、そういったお考えというのはいかがでしょうか。
○溝口知事
そういうことも考えていかなきゃなりませんけども、道路予算全体の問題でもありますから、各地の御意見を聞きながら、また全体の計画を進めていくという観点から、よく検討していく必要があるというふうに思います。
○新日本海新聞
それは県内でということ、それとも全国的な話でということですか。
○溝口知事
全国的にもそうでしょう。それは希望は、要望等は、それはする必要がありますが、しかし、現実には予算が縮小しておりますから、いろんな整備が遅れているところはまだ随分ありますから、そういうところの兼ね合い、全体的に考えるほかないですね。
○新日本海新聞
では、一足飛びにこの山陰道でということはなかなか今すぐには難しいという。
○溝口知事
それはそうでしょう。大都市の方でも4車線化というのがありますけれども、そういう問題もすぐにはなかなか進まない状況ですからね。
○山陰中央新報
あわせて新料金、来年度以降のことで、かなり割引率を高めていくということなんですけれど、今のお話の中にもありましたけれども、まだ整備が終わってない中で、整備費自体は減っていく、無料化、それから割引の方に予算がどんどんつぎ込まれる状況になっています。ちょっと改めてここで、まだ整備が終わってない側の知事の立場からすると、どういう受けとめなのかなということをお伺いしたい。
○溝口知事
やっぱり両方必要なんだろうと思います。ある道路を有効に活用していくという視点も、これはあるわけですし、それから終わってないところを整備するというのも重要な課題でありますし、そこら辺は全体の中でよく考えていかなきゃいかん課題だと思います。それから道路自体がほかの施策との全体の中で考えられていますから、地方としては必要なものを国に対して要請していくということですね。
○山陰中央新報
それは、国全体はバランスをとっていく必要はあると思うんですけど、島根県とすれば、要は無料化を進める方と整備を進める方、どっちを主張する必要があるんでしょう。
○溝口知事
それは、そういう比較は難しいですよね。一概に、よく検討しませんと、やり方によりますから、一般論でこうだという議論はなかなか難しいだろうと思いますね。
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