1月(第1回)定例記者会見(1月7日)
■知事コメント
本年第1回目の定例会見であります。
最初に、私の方から3点コメントを申し上げます。
第1点目は、大雪の関連でありますが、年末から続いた大雪によりまして、道路の混雑、混乱、運行混乱、あるいは停電、断水、あるいは島根半島を中心に幾つかの孤立世帯が出たり、あるいは農林水産業、観光等にも大きな影響が及びました。多くの方がこの大雪によりまして被害にお遭いになったわけであります。心からお見舞いを申し上げる次第であります。
道路、電気等々、ライフラインにつきましては、ほぼ復旧をしております。いろんな困難もありましたが、関係の機関の昼夜にわたる尽力に対しまして感謝を申し上げる次第であります。今後とも関係機関と連携をし、被害からの復旧、あるいは再建等々、県としても必要な助成、支援等を行ってまいりたいと考えているところであります。
また、イオン株式会社からは、このたびの雪害に関連いたしまして復興支援金を贈呈をいただくという申し出があります。また、中国、四国、近畿地方の各店で募金活動をされて、それを県の方に下さると、活用するようにという申し出もあります。鳥取県と一緒におやりになるようでありますが、イオンは昨年12月に包括業務提携を結びまして、防災協定も締結したところでありまして、厚く御礼を申し上げる次第であります。
2点目は、今年最初の定例会見でありますので、所感を申し上げたいと思いますが、昨年は日本全体、あるいは島根県を見ましても政治、経済、社会情勢等々、大きな変動があった年ではないかと思います。こうした動きは、日本全体もそうでありますけれども、世界のいろんな情勢とも関連しておるわけでありまして、今後も続く可能性があるというふうに考えております。
特に経済につきましては、日本全体、あるいは地方、島根も楽観できる状況ではありませんで、今後とも、回復の傾向にはありますが、まだ弱い経済の回復をさらにしっかりするように、引き続き努力をしていく必要があるというふうに考えております。
そのためには、やはり中・長期的な観点に立ちまして産業振興を行い、雇用を確保していく、そうしたことが重要でありますけれども、このほかに県民の方々の生活に直結いたします医療、福祉の充実、農林水産業対策、中山間地域対策、犯罪防止等々、さまざまな課題に全力を挙げて取り組んでいかなければならないというふうに考えているところであります。
また、今年は昨年に続きまして大型の観光キャンペーン、神々の国しまね、古事記1300年の取り組みが本格化するわけであります。島根の古きよき文化、歴史、そして豊かな自然を県民の皆さんと一緒になりまして全国に発信をし、観光の振興にもつなげていきたいというふうに思っているところであります。
また、昨年もそうでございますが、最近は若い人の活躍が私どもにいろいろ明るい話題を提供してきておるというふうに思います。5日に立正大淞南高校が全国高校サッカー選手権大会で山陰勢として初めてベスト4に入ったわけであります。県民に元気を与えてくれる快挙でありまして、国立競技場で明日、準決勝が行われるわけでありますけれども、チーム一丸となって頑張っていただきたいと思います。
今年もいろいろ難しい問題はありますけれども、島根県にとって明るい年になりますよう全力を挙げてまいりたいと考えているところであります。
それから、3点目でありますが、これはこちらにパネルが出ておりますけれども、県立美術館の企画展におきまして、「八雲立つ 美術に見る雲の表現」ということで、1月の2日から2月の14日まで、美術全般において雲をモチーフとして表現されたものを展示をするということであります。絵画、版画、写真、工芸、彫刻等々、展示をすることになっております。
「八雲立つ」は出雲の枕詞であり、非常に島根と縁が深いわけであります。県内のいろいろなところから雲にまつわるものを借用して展示をしていますので、県民の皆様にはぜひご覧をいただきたいと思います。
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