12月(第2回)定例記者会見(12月25日)
質問事項
2.高校学習指導要領解説書への竹島の記載について
○時事通信
竹島の記述問題についてお伺いしたいんですけれども、高校の学習指導要領に竹島についての例示をせずに、中学における学習を踏まえると記述されたことに関して、知事がどう受けとめていらっしゃるかというのをお聞かせいただきたい。
○溝口知事
それは、私が報告を受けているのは、文部科学省の都道府県・指定都市教育委員会指導事務主管課長会議というのが東京で開催をされていまして、それが(本日の)10時から11時の間に開催をされて、その上で解禁になると(聞いています)。どういうふうに竹島問題を高校の教科書で記述をするかと、その会議で説明をされて、その後、会見をされるということになっていますから、手続上と申しますか、私のコメントは、それが終わってから紙の形で出します。
○時事通信
じゃあ、11時に。
○溝口知事
はい、その後で出しますので、文部科学省との取り決めでしょうから、そういうふうにした方が適当だろうと思いますが。
○時事通信
文部科学省の報道発表では10時めどというふうに、もうその会議が開始された後に、もう既に報道発表したものとして発表しているようで(すが)。
○朝日新聞
もう既に解禁してます。
○溝口知事
そうなんですか。私の方は今申し上げたような説明でありますが、いずれにしてもあと30分ぐらいの間にコメントをお配りしますから、それをよくご覧になっていただいたらいいと思います。私から申し上げているのは、島根県は常に高校の指導要領、それから指導要領の解説書におきましても竹島問題について児童生徒に正しく教えるようにしてくださいということを申し入れておりまして、ちょうどその結果が本日の会議で公表されるということでありますから、そういうふうに進むことを強く期待をしているということであります。
○時事通信
明記されなかったことに関してなんですけれども。
○溝口知事
明記されなかったことは、じゃあここは(報道)解禁をされたということで、もういいんですね。(竹島について)明記はされていませんけれども、中学校の指導要領の解説書には竹島問題についてこういうふうに教えなさいということが書いてありまして、高校についてはそれを踏まえて指導しなさいというふうになっておって、文部科学省の説明では、中学校の指導要領を踏まえるということであって、竹島問題について正しく教えていくということだという説明をしているそうで、若干不正確なところがあるかもしれませんが、私の説明にですね、そういう方向であると思います。
いずれにしましても島根県は、竹島問題というのは国民全体が正しく理解をするように、国においていろんな啓発を含め、あるいは学校教育の現場において正しく教えてもらうようにしてくださいというお願いを重点要望等でやっているわけでございまして、引き続き今回のそういう高校生につきましても竹島問題について正しい理解がなされるよう強く希望しますということです。
○時事通信
その明記されなかった理由の中に、(学習指導要領の)大綱化を民主党が目指しているという意見もあるんですが。
○溝口知事
いや、そこら辺は情報を有していません。
○共同通信
何か非常に中途半端な表現というか、知事が求めていらっしゃる表現とはやっぱり違うというか、そういう印象というのは何でしょうか。
○溝口知事
細かいところまでまだ、さっき申し上げておりますように、報道解禁された後、11時以降、会議の後だと報告を受けておりましたからね、細かい点をこの場で直接お話ししてもちょっと不正確になりますから、それはまた後のコメントを出すということで御理解をいただきたいと思います。
○朝日新聞
中学校(での学習)を踏まえてということにはなってますけれども、実際明記されなかったということに、やっぱりどうしても明記した上で進めてほしいと多分要望してきたと思うんですけれども、そのされなかったことについては、やっぱり一定の失望感というのを感じていらっしゃるようなところがあるんですか。
○溝口知事
そこは文部科学省の対応、説明等もよく聞いた上でする必要があろうと思います。
※ ( )内は、広聴広報課が書き足した部分です。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp