11月(第2回)定例記者会見(11月24日)
質問事項
3.島根県立大学学生の事件について
○山陰中央テレビ
平岡都さんの事件なんですが、県全体の対策を考えているとさっき知事はおっしゃっていたんですけど、何か具体的にこんなことをしようかということというのはありますでしょうか。
○溝口知事
実は国の方で「犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008」というのがありまして、それを受けて県でも県版の計画の作業を事務的にはやってきておりまして、そういうものをこの事件でちょっとそちらの計画の方は中断をしていますけれども、できるだけ早い機会に県版のそういう行動計画をまとめることにしています。それはいろんな分野がありますね。防犯対策をきちんとやる、あるいは地域の住民の方々とも連携をするとか、あるいは教育機関とも連携をしなきゃいけませんし、いろいろありますが、それから関係する機関がたくさんありますね。
県庁の中でも例えば青少年家庭課だとか、県警の中にもたくさんありますし、それから教育機関、それから市町村、それから防犯団体というのが民間にもありますから、そういう方々を糾合したような体制づくりということも、さらにやっていかなきゃいけないと考えています。現実にはいろんな防犯協会だとかありますけれども、それをさらに強化をしていくという方向で進むと思います。
○中国新聞
県版の計画をつくられるという話で、そのタイムリミットとして、いつまでにつくるとか、あるいはその計画をつくっただけじゃだめなわけで、アクションを起こしていかないといけないと思うんですが、例えば年度内に補正予算を組んででもハード面の何かをするとか、あるいはソフト面の支援策を打ち出すとか、そんなお考えがおありでしょうか。
○溝口知事
今、この計画の中心になる県警の方が捜査に全力を挙げていますから、そういう動きもよく見ながら、できるだけ早くということですね。今、具体的なスケジュールまで決めているわけじゃないです。これまで準備はいろいろしてきておりますから、一定のベースはあると思ってはおります。
○山陰中央新報
金曜日、実際に浜田市を訪問されたと思うんですけれども、実際、現場周辺で感じられたことというのは何かおありでしたでしょうか。
○溝口知事
あの(平岡さんがアルバイトをされていた)スーパーの周りを見させてもらって、それから帰り道の近道になるというところも見まして、それから県立大学、もう夜になっていましたけれども、寄宿舎とか、あるいは校内とかを見まして、それから状況を本田学長からもお聞きして意見交換などもしてまいりましたけれども、学生の中には心理的な影響を受けておられる方もおられますから、そういう学生に対するカウンセリングだとか、そういうことをやっておられます。
それから近道の防犯灯は、浜田市の方と、もう計画を詰められて進められるというお話なども聞きましたね。それから学生の中で希望される方には防犯ブザーですか、それを貸与するとか、そういうものについて民間の方から寄附もあったりしたということでありますし、それから浜田警察署から歳末の特別警戒パトロールというのを毎年、12月になってからやっているんですけども、今回は10日ぐらい早めまして、たしかあれは土曜だから11月21日ですか、それを始められて、それは警察だけじゃなくて、民間の青色防犯灯のパトロールの方も一緒になってやられて、そうした警戒の活動も強化をするということで、当面、でき得ることはいろいろやっておられるということでありますし、その上で、浜田市に限らないわけですから、県全般のそういう防犯対策、あるいは体制の強化というのをやっていきたいというのが、先ほど申し上げたことです。
○山陰中央新報
事件の早期解決が第一だと思うんですけども、その一方で、学生の確保の面で、受験シーズンも近くて、この前、推薦入学は去年より上回ったということですけど、一般入試を控える上で、受験生の確保という面ではちょっと心配はあるかと思うんですが、その辺はどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
○溝口知事
引き続き今回のあのような事件が起こっておりますから、それによる影響をできるだけ小さくしなきゃいかんわけですから、そのためにも防犯対策をちゃんとやっていくと、強化していくと、そういうものをよく分かるようにしていくということが大事ですね。そういう面をちゃんとやっていきたいというふうに考えています。
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