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11月(第1回)定例記者会見(11月10日) 

質問事項  

9.県から国への要望について

 

○山陰中央新報

 県の政策を政府に対して届けていく場合に、民主党の方が役所への陳情、提言を要は党の方を通せというようなことを言っているというふうに聞いていますが、要は知事のスタンスとして、地方の実情を届けるときに、政府に対して届けるのと、やっぱり党に対して届けるのと、考え方が似て違うものだと思うんですけれども、この辺の考え方をどう整理されて、今後対応されるというおつもりでしょうか。

 

○溝口知事

 陳情というのもいろんなタイプがありまして、地方の実情をお伝えするとか、あるいは意見交換するというのもありますから、党で行う場合もありますし、政府に対して行うということもあります。ただ、全体的に新政権ができて、いろんな準備をしたり、いろんなレビューをしたり、それぞれ忙しいですから、知事会の方はプロジェクトチームをつくりまして、とりあえず8つぐらいのチームをつくって、そこでいろんな議論を集約して、それで大臣なり政務三役に届けて話をしようというような方向で進んでいますから、そういうものをよく活用していくということですね。

 

 過疎対策ですと、もう政権ができる前から与野党でやってきていますから、そういうものについては政府の方も既に検討されていますし、物によると思いますね。

 

 それから、多分個別の事案などは、例えばどこの箇所の道路をどうしてほしいというようなものは党に、地元の党の関係者によく話をしてほしいというようなことは伝えられておりますね。だけど、全体の政策というようなことになると、やはり知事会でまとめてやる方がいいと思いますね。あるいはダムですと、八ッ場ダムのように大きなダムで多くの都県が絡むようなところでは、もうそれは一体となってやらないとできないでしょう。

 

○山陰中央新報

 政策的に大きなものというのは公的なところから政府へ、個別の問題についてはいかがでしょうか。

 

○溝口知事

 個別については、それも地元の方々にももちろんお話をして理解を得なければなりませんが、両方やっていくということじゃないでしょうか。基本的に可能な限りいろんなチャネルを使ってやっていくということです。それも陳情という形もあるでしょうし、意見交換ということもあるでしょうし、いろんなやり方がありますから、そこら辺は必ずしも仕分けができているわけじゃありませんけども、我々としてはいろんなチャネルを使いながら、有効な対応を考えていきたいというふうに思っています。

 

○山陰中央新報

 その際、自民党とのこれまでの兼ね合いから、民主党とどういうふうに接触するかということがなかなか難しいのかなと想像するんですけど、いかがでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、自民党の方々は、両方やらなきゃいけませんね。過疎対策などは自民党の方でも相当進んでいますし、それから新政権で新たないろんな施策をやろうという問題については、やはり新政権の関係の方々によく理解をしてもらう努力をしなきゃいけませんし、いろんな事案、施策によりけりじゃないでしょうか。そういうものをどういうふうにしたらいいか、その都度現実的に考えていくということになると思います。

 

○山陰中央新報

 全部民主党に持ってこいというのは、ちょっと現実的でないという感じでしょうか。

 

○溝口知事

 いや、そこは、何が全部かわかりませんけれども、それは民主党とも必要なものは話し合わなきゃいけませんね。


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