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11月(第1回)定例記者会見(11月10日) 

質問事項  

6.新型インフルエンザワクチンの接種について

 

○山陰中央新報

 新型インフルエンザワクチンのことなんですけれども、今、妊婦等への優先接種が始まっているんですけれども、この中で厚生労働省の方が児童にも、優先的に幼児等にもする、できたらしてくださいというような要請があっていると思うんですけれども、島根県としてはどういう対応を考えられるのか。

 

○溝口知事

 それは、昨日、そういう報道もありまして、厚生労働省に照会をしていますが、県の全体的な状況を申しますと、ワクチンの量が県ごとに配付されるわけです。それで順番も国が医療従事者を第1優先にして、それからその次が妊婦の方、あるいは基礎疾患の方、そういう順番が来ているわけですね。そういう中で今回、厚生労働省の方でそういう配慮もしてほしいというような事務連絡が来たわけですね。

 

 県の場合はどういうことになっているかといいますと、第1回目の医療従事者の分は10月20日と30日に全部済みました。それから、これから行うのは妊婦の方と基礎疾患を持っている方ですね。それは希望する人もいるし希望しない人もいるんで、そういう希望調査を全部やりましたよね。そうしますと、11月6日現在で接種希望者は、妊婦の方が2,800人です。それから基礎疾患があって接種を希望される方が4万3,500人です。

 

 それからそういう方々のワクチンの供給がこれから始まるわけです。11月の中旬から行われますが、そのワクチンは妊婦の方2,800人の希望に対して1,300人分、それから基礎疾患4万3,500人に対して2万1,300人分でして、量はまだ足らないんですね。そういう人たちをやりますとね。だから厚生労働省の方は、もし余裕があったらやってくださいというようなことなんで、余裕がなければできないわけでして、それはやむを得ないというふうに言っています。

 

 そもそも厚生労働省の方は大体都道府県別に量をマクロ的に決めて配っているわけですよ。だから普通でいうと、余りそういうふうに厚生労働省が決めたこと以外のものに使用できるというのは、ケースとしては少ないんじゃないかと思いますけどもね。だから希望者の調査がまだ十分できてない都道府県などがあり得るのかなという想像もしていますが、そこはよくわかりません。

 

○山陰中央新報

 県としては、そういう要請もあったけれども、妊婦、基礎疾患のところにきちんと対応するということを優先するということですね。

 

○溝口知事

 そういうことですね。厚生労働省もそれで結構だと言っています。

 

○山陰中央新報

 そういうやりとりもされたということでしょうか。

 

○溝口知事

 ええ。余裕があったらやってくださいということなんです。

 

○山陰中央新報

 この数字、今、2,800に対して1,300という、これが改善をする見通しというのはないわけですか、現段階で。

 

○溝口知事

 余りないですよね。だからいろんな、多分ワクチンの製造なども努力をされておられますし、輸入ワクチンも後の段階になると入ってくると思いますけども、現状は医療従事者が済んだところです。これが1万8,800人ですね、島根県の場合は。

 

○山陰中央新報

 逆に、多少子供にも優先しますよと言っている都道府県もあるようなんですが。

 

○溝口知事

 だから、そこはね、普通でいうと都道府県ごとに人口に大体比例して配分していますからね。厚生労働省の決めた優先順位で接種をしていくと、そういう余裕がどういうふうにして出てくるのかなというのが担当者の感想ですね。

 

○山陰中央新報

 これ、伝わり方によっては子供をお持ちのお母さん方が、他の県では接種されるのに、島根県は何でされないのかというふうになりかねないところもあると思うんですけどね。

 

○溝口知事

 だから申し上げているわけですよ。それはそういう実態にありまして、厚生労働省は、各県からの厚生労働省に本件についていろんな問い合わせがあって、担当者は要するに希望者が、例えば対象者の希望者が多いところと少ないところはあるかもしれませんね。そういうことを考えて、希望者が仮に少なければ、どうぞ優先してやってくださいといったような趣旨のようですね。

 


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