１１月（第１回）定例記者会見（１１月１０日） 

質問事項  

５．建物等の不法占用について

 

○朝日新聞

　会計監査の件について、多分そういう手続上の問題かなと思ったんですけど、昨日の監査の結果が出たんですけれども、浜田の県有地が長年にわたって不法に占拠されて、それに対して実際対処は何もしていなかったということでした。しかも３年前にも指摘されていると思うんですけども、これについてはどう考えられて、今後どうしていこうと思われるのか教えてください。

 

○溝口知事　それは法的な関係がありますから、そこら辺を相手の人にもよく理解をしていただくように働きかけなきゃいけませんし、そういうことを進めながら解決をしていくということだと思いますね。

 

○朝日新聞

　３年間放置されてしまっていた原因というのはどういうことだと考えていらっしゃいますか。

 

○溝口知事

　それは、やはり所管の中でそういう問題をきちっと処理の状況を把握し、指導もしていかなきゃいかんということですね。私自身もそういうことで会計監査の指摘事項については各部の中できちっとチェックをするようにという指示をしておりますけども、県庁全体としても業務点検委員会でそういうことを言っておりますので、さらにそういう徹底が図られるように努力していきたいと思います。

 

○朝日新聞

　業務点検委員会の中では、この３年間放置されているこの問題というのは、ちゃんと指摘されてきたんでしょうか。

 

○溝口知事

　会計監査の結果は指摘事項ということで指摘をされますから、その指摘の部分がどう処理されているかというのは関係部で部長まで上げて、ちゃんと処理をする、難しい問題もあると思いますけれども、そういうものをチェックする体制は築いておりますね。

 

○朝日新聞

　これ前回、３年前でしたか、一回指摘されていますけども、されたのにこの３年間、動きが何もなかったというところが一番問題だと思うんですが、なかった原因をどういうふうにとらえていらっしゃいますか。

 

○溝口知事

　そこはちょっと私も現地の状況をよく見まして、相手方との関連もあると思いますし、あるいは弁護士の方なんかとも相談しながらやらなきゃいかん問題でもありますから、そういうことを含めて、よくチェックをし、対応してまいります。

 

○朝日新聞

　今のところ、じゃあそういう原因については把握なさってないということですか、３年間、これについて。

 

○溝口知事

　具体的なですね。要するに相手方との関係で話が進んでいないということですね。だから、それを進めるようにしなければならないということです。