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11月(第1回)定例記者会見(11月10日)

質問事項

1.島根県立大学学生の事件について

 

○山陰中央新報

 県立大学生のあの事件についてですが、女子学生が暗い夜道をアルバイトが終わって歩かざるを得なかったという環境だったということで、その辺の防犯対策の具体策というか、外灯なり交通インフラなり、その辺のところ、安全確保が十分だったのかということについて、これまでどうだったのかという御認識と、具体的にこれからインフラとか防犯対策、つまり具体策をどういうふうに考えておられるのかというのをお答え願います。

 

○溝口知事

 報道でもされておりますけれども、近道を利用されると暗いところがあって、防犯上も問題になり得るということであります。昨日も県立大学の学長、それから浜田市長などともお話ししましたけども、そういう対応についてよく相談をしていきたいというふうに考えているところであります。

 この問題は大学に限りませんで、他の学校もありますから、今後の大きな課題として防犯対策の中でよく検討していきたいというふうに考えているところであります。

 

○共同通信

 先ほど事件について申しわけないという御発言があったと思うんですけど、これはどういうお気持ちで述べられたのでしょうか。

 

○溝口知事

 それは、島根に勉強に来られてそういう事件に遭ったということでありまして、そういうことに対して、そういうことが起こったということに対しては、やはり県民を代表して、申しわけない気持ちを表明したということです。

 

○山陰中央新報

 暗い夜道を歩いて帰られていたということで、街路灯とか防犯灯を周辺に設置したりというのをこれから考えていかれるというふうになるんでしょうか。

 

○溝口知事

 地元とも相談をよくしながら、それぞれの道の管理者がありますから、市道とか県道とか国道とかありますから、それから防犯灯以外にも、やはり連絡体制とか地域の監視だとか、いろんなことが考えられますし、あるいは学校、大学自体もそういう面に対応しなければいけない面があります。関係者、大学に限らずいろんな学校もあるわけですから、そういう周辺の見直しとか、そういうことをよく検討していきたいというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 これまでのところもやはり近道されたから暗いので、全体的にやっぱり大学の位置関係からすると、どこへ行くにしてもかなり、私の実感としては暗いという、学生本位で考えたまちづくり、これは浜田市のまちづくりのあり方でもありますけれど、考えていたかというところは疑問がある部分もあるかと思うんですけど、夜に歩かれたことがあるかどうかわかりませんけど、これまでの対策についてはどのようにお考えでしょうか。

 

○溝口知事

 そこら辺は、事件の概要とかもよく調査をし、どういうところで対応を今後さらにしなければいけないというのをよく現場の状況も見、現地の方々の意見なども聞きながら、それぞれ対応していくということですね。

 

○山陰中央新報

 昨日は県立大学の学長と市長にお会いになられたというのは、こちら(松江)ででしょうか。

 

○溝口知事

 いや、電話で。

 

○山陰中央新報

 電話で話された。

 

○溝口知事

 まだお忙しいですからね。また学長さんはこちらの方にも報告に来たいと言っておられましたので、またよくお話をしたいと思います。

 

○山陰中央新報

 先ほど言われた今後の対応というところで、県と、それから地元の浜田市さんと県立大学と、このあたりが中心になって話し合うということになりますか。

 

○溝口知事

 いや、警察署もありますしね、それからこういう問題は防犯ボランティアの方々とか地域社会にもいろいろ協力をいただいておりますから、そういう全体的に考えていきたいと思います。いろんな施設の整備といったようなものは県とか市とか、要するに行政の方の対応でやらなきゃいかんと思います。

 

○山陰中央新報

 そういった話し合いの枠組みというのは、ある程度つくっていかないといけないから、県の主導のもとでつくるという形になるということでしょうか。

 

○溝口知事

 国の方にも「犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008」という計画があって、県の方もそういう中でそういう対応を強化しようと考えて、作業をいろいろ進めておったところでもありますから、そういうものを活用しながら、県全体としていろんな関係者の力を結集していくということを考えたいと思っているところであります。

 

○山陰中央テレビ

 現段階で犯罪、凶悪犯罪の抑止という点で、本県ではどういった課題があると考えておられますか。

 

○溝口知事

 やはり治安の維持ということになりますと、警察の活動、大事なことですね。それから実際はその周辺にいろんな防犯のボランティアの方々がおられて、例えば小学校では通学の見守りをするとか、あるいは防犯パトロールをするとか、そういう直接的な防犯に関与される方々もおられます。これは中核的な部分ですね。そのまた周辺に地域社会と申しますか、自治会とか、いろんな活動があって、いろいろ見守りをするとか、そういうことについて意見を言っていくとか、そういう活動もありますね。

 

 それから、施設の整備というようなことになると、青色防犯灯などもボランティア団体などの御支援によって進んでおりますから、そういう青色防犯灯の整備をしていくというようなこともありますし、それから街路の管理として街路灯をつけていくということもありますね。いろいろ分野がございますから、そういうところが連携しながら早く対応していきたいというふうに思います。

 

○新日本海新聞

 ただ、今回は残念ながら犠牲になった方、大学生ということですけども、大学生ともなると、やはり生活のサイクルですね、夜遅くまでアルバイトしたり、今回もそうなんですけども、そういったことで犯罪に遭うという可能性がやっぱり高いと思うんですが、防犯ボランティアなどは、どちらかというと、まだ明るい時間に結構回っておられるのは見るんですけども、やはりそのあたり限界があるのかなとも思うんですが、そのあたりについてはいかがお考えですか。

 

○溝口知事

 そうですね、夜暗くなってからの防犯のパトロールなども、地域によってはやっておられるところもありますが、なかなか広い地域を全部カバーするというのは難しいですから、それはやはり警察のパトロールであったり、そういう地域の防犯団体のパトロール、夜もあると思いますけども、やっておられるところもありますけども、そういうものをさらに強化をしていくとか、あるいはやはり大学生等になりますと、そういうことに自ら気をつけていくということも考える必要がありますし、学校などでもそういうことについて情報提供、指導等をするということも必要なことかもしれませんね。

 

○山陰中央新報

 10月26日に行方不明になられてから、もう半月たつと思うんですけれども、具体的な対策ですね、対応というのは、今のところ決まっておらず、まだこれから話し合われるということになるのか。具体的に。

 

○溝口知事

 防犯対策ですか。

 

○山陰中央新報

 防犯対策のために防犯灯をつけるとか、それはまだ決まっていないのですか。

 

○溝口知事

 ええ。それはやはりいろんな調査をしたり、既に日常の活動としてやっているのもありますけれども、当座の対応としていますのは、見回りを強化するとか、そういう実際の活動ですね。

 

○共同通信

 そういう実態を把握するために、やはり知事自身が近く現場を視察されたりとか、そういう御予定というのはありますか。

 

○溝口知事

 当面はやはり捜査を全力を挙げてやるということですね。

 

○山陰中央新報

 これから受験シーズンを迎えて、県立大学を受験される方々は、この事件を受けてかなり不安を感じていらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども、それについて何か対策というのは考えられますか。

 

○溝口知事

 県全体としても、防犯対策をさらに強化をしていくといったようなことが必要なことですね。

 


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