8月(第1回)定例記者会見(8月6日)
■知事コメント
最初に、私の方から3点、コメントを申し上げます。
1つは、アクアスのシロイルカの出産であります。
これは、既に皆さん御承知のとおりでありますけども、8月3日にアーリャが雄1頭を無事出産をしたということであります。母子とも健康であると聞いております。
日本の国内では、名古屋の名古屋港水族館でこれまで3頭、出産の経験というんですか、ありますけれども、今、名古屋で出産した後、泳ぎ回っているのが1頭だそうですね。日本の中では、そういう意味では出産して、現在元気に泳ぎ回っているのは名古屋の1頭と島根の1頭と、こういうことになるわけです。
それから、もう1頭のシロイルカ アンナが妊娠をしており、今の予想では9月の初めぐらいに出産になるんではないかと言われているわけでありますが、またアンナも無事出産をしてくれることを祈っておるわけであります。
次に、県農業技術センターを中心にいろんな花卉の新種の開発をやっておりますけれども、トルコギキョウにつきましても新たに「八雲小町」という、島根オリジナルということで「SO八雲小町」というものが加わったわけであります。
8月から本格的に出荷をします。それで9月の中旬ごろぐらいまでに県内のほか、県外では関西、広島、山口に出荷をしますが、今回は関東の、東京の市場にも出荷をしようということで、8月3日に私も出かけていきまして、東京都の大田区の中央卸市場で仲卸の方々などに意見をお聞きしたり、島根の状況をお話ししたりしたところであります。
昨年がトルコギキョウ、出荷が大体111万本ぐらいでして、生産額にしますと1億1,000万ぐらいになっているわけですけども、今年もそれを超える出荷を目指そうということなんです。
それで、ここに現物を生けてあるわけであります。真ん中辺からたくさんあるピンク色の花が「八雲小町」ということですね。「八雲」は御承知の八雲ですけれども、「小町」という日本の美人の名前がついている。これだけで相当のボリュームがあるわけですけども、ほかの花も加えてやりますと、また違った趣も出るということでありまして、今日生けてありますのは、赤がケイトウですね。それから青いのがリンドウですね。
島根県のオリジナル品種、このトルコギキョウは夏の花なんですけども、やはり消費者の方は花がある程度もつということが一つ大事な要素でありまして、これは花びらがしっかりしていまして長もちをするということもあり、さらに見た目も非常にさわやかで優雅であるというのが一つの売りですね。
【配布資料】トルコギキョウ説明・チラシ .pdf(1,251KB)
それから、3番目でありますが、前回、夏休み期間中に県内の県立美術館でいろんな催し物が行われるという紹介をしましたが、宍道湖の湖畔にあります県立美術館は、今度は8月5日から橋本関雪展をやっています。これが関雪の描いた「唐犬図(とうけんず)」という外国産の犬ですね、彼はもともと京都の画壇で勉強しまして、明治16年、1883年に生まれて、お亡くなりになるのが1945年、昭和20年ですけれども、京都の画壇で勉強されたりして、お父さんが儒学者ですね、それで漢籍の素養もあって、漢籍に出てくる場面を人物画として絵にしているものもあり、これも見事なものですね。
それから、中国に戦前ですけども、何回も、30回ぐらい行って、その風景を写すとか、あるいはその風景から文人画ですね、南画といいますけども、風景を非常にのどやかな軸に描くわけですけども、南画というのが江戸時代に非常に流行り、明治になって洋画が流行って一時期、停滞するんですけれども、南画を新たに再興するということに功績があった人で、新南画と、こう称しているようです。
私も昨日、自宅へ帰る前に夕方ちょっと県立美術館へ行ってみましたけれども、なかなか日本画ではきれいな、鮮やかな色を使っていますね。解説を聞きましたら、外国の影響なども受けているというようなことで、それからもう一つは動物の絵ですね、犬でありますとか猫でありますとか、そのようなことです。8月5日から9月14日までやっております。
【配布資料】県立美術館企画展 橋本関雪展チラシ.pdf (1,468KB)
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