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6月(第1回)定例記者会見(6月15日) 

質問事項

5.島根原子力発電所2号機におけるプルサーマル計画の見直しについて

 

○山陰中央新報

 プルサーマルについてなんですけれども、中国電力が2010年度までですが、実施目標を5年間延期ということを発表されたんですが、これまで2010年度という目標に向かって地元了解を得るために、県にしろ松江市にしろ検討を進めてこられたと思うんですけども、ここに来ていきなり5年間延期であるとか、実際に燃料を発注して、その交渉する中でやってみたら間に合わないことがわかったみたいな理屈をいうのは、何というか、これまでのスケジュールは何だったんだろうかというふうな疑問を感じるんですけれども、知事さんは、そのあたりはどういうふうにお考えなんでしょうか。

 

○溝口知事

 日本の国内においては、結局ウランの燃焼によって発電をするとプルトニウムが出てきて、それを再利用するということがウラン資源の活用にとって必要だということだったわけですね。日本ではそういう出てきたプルトニウムを再生する場所がありませんでしたから、ヨーロッパ、フランスとかイギリスに頼んでやっていたわけですけども、日本の中でもそういうリサイクルをしようということで、青森の六ヶ所村でしたか、あそこでそういう再処理工場をつくろうということで進めてきたわけですね。

 

 そうするためにもプルトニウムというか、ウラン燃料のサイクルのためにもMOX燃料を使ったプルサーマルというのが必要になるということで、プルサーマル発電の計画が国として進められてきたわけでありますけども、多分、私も国と青森県との関係について言及する立場にはありませんけれども、青森県との関係でも早く進めるということが必要だったという国の状況もあるんじゃないでしょうかね。

 

 私どもとしては、いずれにしても日本全体としてエネルギー源を多様化しなきゃいかん時代でありますから、安全を確保しながら、そういう国のエネルギー政策に協力をしていくということが国全体にとって必要なことでありますから、そういう観点から対応してきておるわけですね。そういう観点からしますと、やはり今後も安全性確保の観点からプルサーマル計画の実施をよく注視をしていきたいというふうに考えています。

 

○山陰中央新報

 その延期されたことへの何か、より詳しい説明を求められたりですね。

 

○溝口知事

 資源エネルギー庁長官から連絡がありましたね、こういう状況になりましたという、電気事業連合会の発表した前後だったと思いますけども、後だったですかね、こういう事情でありましたという話はありました。

 それから、中国電力の方からも、こういう状況ですというのも直前でありましたけどもね、ありましたね。

 


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