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4月(第2回)定例記者会見(4月24日)


 

■知事コメント  

 

 冒頭、私から資料で説明するようなものはありません。当面の状況などについて御説明いたしますと、新しい年度が4月1日に始まりまして、人事の異動とか、それで引き継ぎだとか恒例の年度がわりの仕事が各部局で始まっております。

 

 例年と違うところは、当初予算が成立し、新年度が始まったところで国において経済対策ということで非常に大型な補正予算の編成が始まっているという点です。もう具体的な大きな枠組みは公表されまして、それで補正予算の提出も今月末には行われるという状況になっていまして、前回の定例会見でも申し上げましたが、国の補正予算に対応して県の補正予算も6月議会に提出をするよう、これから具体的な検討をしていきたいということでありますが、それが始まっているということであります。

 

 現段階で、まだ国の方も細かいとこまで決まっていないものとか、大きな枠組みとかは決まっていますが、あるいは各県別、あるいは市町村別にどういうふうに配付するとか決まっていないものも多々ありますから、いろんな情報収集をしたり、あるいは県の方から意見を言ったり意見交換をしたり、それから県の中で国の対策に応じてするとしたらどういうことが考えられるかということを各部局、一生懸命やっているということです。

 

 それからもう一つは、2月議会で補正予算と21年度当初予算で200億円を超える対策を打っておりまして、それの執行を一生懸命、今、各部局でやってきているという状況です。それで、私も先週の13日、14日、東京へ行きまして各省庁を回りまして、各省でやっていることとか、それから考え方とかについて意見交換したり、それからちょっと聞いただけで地方から見るとどうかというようなことについては意見を言ったり、そんなようなことをしてまいりました。それが一つです。

 

 それから、もう一つはゴールデンウイークが始まりますけども、観光のシーズンに入るわけです。昨年の観光入り込み数が、平成20年、2,870万人ということで過去最高の伸びになり、その資料は既にお配りしてありますけども、入り込み数でいうと1.8%の増加となりました。中でも、2,870万人のうち県外客が2,282万人で多いわけですね。そこのところが6.9%の増加ということで、こういう数字から見ますと、昨年の、つい最近までありましたが、「だんだん」というNHK朝の連続テレビドラマ、あるいは出雲大社の遷宮とか、あるいは松江の開府400年の行事だとか、あるいは石見銀山だとかアクアスだとか、いろんなものの相乗的な効果が出てきているなあというような感じがします。

 

 それから、国の方も高速道路の料金を休日に引き下げるということで、最近の松江市内とか県下でも県外車、それもかなり遠くの県外車のナンバーを見るようになっておりまして、そういうものもこれからいい効果を出してくるんじゃないかなというふうに思っております。

 

 それから、もう一つは、これは既に発表してありますけども、「田舎ごこち」という本ですが、島根にIターンで来られた方とかUターンで戻ってきて農業だとか林業だとか漁業だとか、そういうところで働いている人たち、どういうきっかけで島根に来たのかとか、あるいは来てどうなのかと、どういう生活をしているのか、あるいは来てどんな感想を持っているのか、そんなようなことを県の若い職員が取材をして、非常にわかりやすくまとめてくれたと思っています。

 

 それから、やっぱり都市に住んでいる人、UターンでなくてもIターンで来たいというような人が増えていますから、この本は、そういう人たち向けのガイダンスになっております。どこに行って聞いたらいいかとか、どういうふうに手続を進めたらいいかとか、あるいは県とか市の支援の制度がいろいろありますけれども、そのものをどういうふうに利用したらいいかと、非常にそれが全部わかるような、こういう本をぜひ我々は欲しいと思っていたんですけども、農林水産部の5人の若い職員が仕事の後、深夜遅くまで、半年ぐらいかけて、非常に短期間でよくつくってくれたと思っています。このPRをこれからもやって、都市の人、あるいは県内でも都市部にいる人で農業をやりたいとか、そういう人もいますから、大いにこれを活用してもらいたいと思っております。


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