1月(第1回)定例記者会見(1月6日)
質問事項
9.国政との関わりについて
○山陰中央新報
年末にもちょっと一応お聞きしたんですけど、今回の予算編成の過程で、島根県は県議会が自民党が多数を握っている状況、そういう意味でもこれまで与党だった自民党と島根県の関係は非常に良好な部分があったと思うんですけれども、これが政権交代になって、民主党と島根県の関係というのが、政と官という立場になろうかと思うんですけども、ここの関係というのをどういうふうにつくっていくのか、どういう距離感を持っていくのかということを私どもも注目して見とるわけですけれども、予算編成を通じてみて、自民党と民主党の関係、知事が心がけられたこととか、ちょっとお伺いしたいんですけれども。
○溝口知事
そうですね、一番大事なことは、地方の声、あるいは島根の状況をやはり国に伝え、国に理解してもらうということでありまして、それは県庁、あるいは私として一番大事なわけですから、そういう観点から何をしたらいいかということを考えていくというのが基本ですね。
それから、国政の場で政策としてどうするかというのは、それは国政の場でよく審議をするほかないですよね。それからそういう中で国の政策に対して地方の状況を配慮してくださいというようなことを我々は言っていかなきゃいかんと、こういうことですね。
しかし、政府が決定し、国会で法案あるいは予算が通ると、それは一つの現実ですから、そういうものにあって対応するということも、これは必要なことですね。
それからもう一つ、国の予算の執行の過程で、これはまたちょっとレベルの違う話ですね、どういうところに箇所づけするかとか、これも引き続き地方の立場から地方の実情をいろんなチャネルを通じて伝えていくと、理解を求めていくと、こういうことじゃないでしょうか。
○山陰中央新報
これはやっぱり県政与党であって国政で野党である自民党に対しても、やっぱり(同じですか。)。
○溝口知事
同じですね。
○山陰中央新報
民主党に対しても。
○溝口知事
それは国会議員の方々は県を代表しておられるわけですから、それはどういう政党であれ、県のことを大事に思っておられるわけですからね。
○山陰中央新報
今のお話でいうと、国政の場に地方の声が届くようにですね。
○溝口知事
そういうことです。それが一番基本ですね。
○山陰中央新報
その上で今回の予算編成には、きちんと地方の声が届いたという実感をお持ちなのかどうか。
○溝口知事
いや、だからそれは政策の話として、どういう政策をとるかということによっているわけで、今回は必ずしも届いてないと思いますよ。それはマニフェストでいわばそういう選択をしているということですね、国全体として。だけど、国全体としてそういう選択をするときに、例えば道路だとかについては地方のことも配慮しないと不公平じゃないですかという主張をしていくということです。
※ ( )内は、広聴広報課が書き足した部分です。
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