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1月(第1回)定例記者会見(1月6日) 

質問事項

4.ダム及び高速道路の整備について

 

○山陰中央新報

 年末の予算編成で、補助ダムのことなんですけれども、要するに島根県では波積ダムともう一つ、矢原川(ダム)。要するに検証の対象になったということであると。これは県の事業で、国は権利はないけれども、要するに見直してほしいということだと思うんですけれども、これについて今、検証の対象になったという段階なんですが、事業主体の県として、これをどういうふうに対応されるつもりなのか、現時点でのお考えをお伺いしたいんですけども。

 

○溝口知事

 大きな課題ですね。引き続き洪水対策という観点から、その2つのダムは必要だと判断しています。国の方は短い期間ですから、個々の事情までよく聞く時間がなかったんだろうと思います。国の方も検証対象にたしか89でしたかね、79でしたか、選んで検証をすると言っておられますから、そういう検証の中で県としても必要性をよく訴えていきたいというふうに思います。

 

 それから、そういうような大きな事業は、やはり国の補助、要するに補助というか、直轄でやるか補助でやるかでありますけども、同じようなものでありまして、引き続き対応を国に求めていきたいというふうに思っています。これからですね、具体的な検討は。

 

○山陰中央新報

 その検証という作業は国が言っているわけですけど、県としては、じゃあその検証ということではなく、要するに必要であるから実施するように求めていくというのが今の県の姿勢ということで(よろしいですか。)

 

○溝口知事

 そうですね。国(が言っている)検証というのは、それをチェックするということでしょう。国の直轄事業は直轄事業としてチェックをするし、地方は地方団体が補助ダムとしてやりたいところも、どういう事情でやりたいのか検証するということでしょう、国の立場としては。我々としては必要だということを言っていくと、こういうことですね。

 

○山陰中央新報

 じゃあ、そこで改めて県の側がこの事業の必要性について、もう一回改めて検証するという必要はないという意味でしょうか。

 

○溝口知事

 検証するというか、もうそれは済んでいる※わけですよね。

 

(※治水計画を策定するにあたっては、種々の治水対策案についての検証を行った上で、ダムが必要であると確認しています。)

 

○山陰中央新報

 それで、事業に着手しているということ(か)。

 

○溝口知事

 そうですよ。

 

○山陰中央新報

 それで見直しということはないんですか。

 

○溝口知事

 いや、それはだから、それは国とのあれですね。

 

○山陰中央新報

 1月末か2月ぐらいと言われてますが、箇所づけで予算をつけるかつけないかという話があると思うんですけれども、最終的にですね。

 

○溝口知事

 箇所づけではなかなか無理でしょうね。これは新規のところは停止をしようと、今後どうするかを考えていこうということでしょう。

 

○山陰中央新報

 いわゆる今後重要なのはやっぱり国との協議といいますか、意見交換といいますか。

 

○溝口知事

 協議というか、国の方も関係の地方団体とよく話をしていこうと言っていますからね、そういう段階でよく説明をするということですね。

 

○山陰中央新報

 今回の経緯のところで、知事も地元の実態をやっぱりきちんと聞いてほしいということをずうっとおっしゃってたと思うんですけれども、今回のダムの検証の対象にその2つのダムが上がったということについて、そのプロセスにちょっと問題がなかったかなあと私の方も見ていて、国が地方の意見をどこまで正確に把握して、こういう段階で踏み切ったのかというのがちょっと見えにくいところがあると思うんですけど。

 

○溝口知事

 今回はそれ以前に、個別の事情を聞く前に総枠を削減をすると、それから道路も河川も同じですけども、完成間近いところからやっていきましょうと。それから去年の暮れの段階で、まだ事業に着手してないところは一律、その段階にとどめましょうと、そういうルールを設定してやっていますから、ある意味で画一的なわけです。だからそれに基づいてやっているわけですから、個別の話はこれから聞きましょうというのが国の考えですね。だからそれはそれで、国の考えで、我々は賛成するわけじゃありませんが、国の政策としてそういうことをおとりになったということでありますから、検証というのは個別に見ていこうということでしょう。だからそういう過程でよく説明をしていきたいということであります。

 

○山陰中央新報

 その判断が要するに早計であったとかというような意味合いというのは(ありますか。)

 

○溝口知事

 要するに全体でそういう個別のことを聞く前に、いわば大きな枠組みとして公共事業を15%ぐらい削減すると。そのために完成間近のものは早く完成させよう、あるいは次のステップに行くものはとどめよう、あるいはまだ事業が始まってないところはよく見てという方針を立てられたというところに問題があるわけですね、問題の根源は。

 

○山陰中央新報

 その点でいうと高速道路も一緒で、結局じゃあ完成間近で、先に着手しているところが早く完成して、ずっと待っとったところが後回しになるのかという、またこの議論になると思うんですが、その点でやっぱりちょっと問題はないのかなあというふうに(思われませんか)。

 

○溝口知事

 だから、そこが整備の遅れているところ、あるいは必要なところに配慮するように我々は引き続き求めていくということですね。

 

※ ( )内は、広聴広報課が書き足した部分です。

 

 

 


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