１１月（第１回）定例記者会見（１１月５日） 

質問事項

２．パナソニックの三洋電機の子会社化について

 

○日本経済新聞

　パナソニックの件についてお伺いしたいんですけども、鳥取だけじゃなくて島根にも三洋電機の事業子会社あると思うんですが、この間、新工場が竣工しておりましたけれども、今回の子会社化の一件によって、島根の三洋電機の子会社の事業活動や内容に影響があったり、それによって地域の経済などに影響があると、その可能性については、知事はどのようにお考えになっていらっしゃいますか。

 

○溝口知事

　三洋電機の方から聞いてるわけじゃありませんが、雲南市にあります三洋電機の工場は、太陽電池のセルといいますか、発電する部分をつくってるわけですね。その部分は三洋電機の中では拡大部門ですね、むしろパナソニックの方は太陽電池だとか、あるいは新しい電池ですね、そういう部門に大変技術を持っている三洋グループを買収することによって、子会社にすることによってパナソニック全体の業務の多様化だとか技術の向上だとか、そういうことを目指そうというものですから、島根に工場を持っている三洋電機の部門は、合併によって影響を受けるというよりも、むしろそういう部門を伸ばしていこうというふうに期待をしているというところですね。

 

○山陰中央テレビ

　それについて三洋電機と、お話はされたんでしょうか。

 

○溝口知事

　いえ、いたしておりません。

 

○山陰中央テレビ

　平井知事は、パナソニックと三洋電機に直接出向かれるというふうなことは言ってらっしゃったんですけれども、知事は口頭では......。

 

○溝口知事

　今は考えておりません。新工場ができて、これから生産を拡大をし、あのときも工場内を見ましたが、さらに拡大する部分も残っているようですしね。島根の三洋電機の工場は、そういう意味で成長部門の工場ですから、経営の所有がパナソニックになっても企業の実態は変わらない、成長部門として大事にされることをむしろ私どもとしては期待したいというぐらいの気持ちですね。